「出逢い」
(原題:The Electric Horseman )79年作品。後にロバート・レッドフォードが監督・製作・主演した「モンタナの風に抱かれて」(98年)に通じる映画で、彼の筋金入りのエコロジストぶりと動物愛護の精神が横溢しているのが興味深い。また、本作自体も優れた出来だと思う。...
View Article「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」
(原題:Mission:Impossible Rogue Nation )前作「ゴースト・プロトコル」に比べれば出来は落ちるが、これはこれで楽しめるシャシンだ。少なくとも、今年(2015年)の夏興行の作品の中ではマシな部類に属する。カネ取って劇場で見せるのならば、このぐらいのレベルはクリアしてもらいたい。...
View Articleしばらく休みます。
例年のことながら、この時期は何かと忙しくなり、ゆっくりと映画を観る時間もなくなります。 申し訳ないのですが、しばらくブログの更新を休みます。再開は11月上旬を予定しています。 よろしくご了承いただきますようお願いします。 ->ALL。
View Article「さよなら、人類」
(原題:En duva satt pa en gren och funderade pa tillvaron)少しも面白くない映画である。聞けば第71回のヴェネツィア国際映画祭で大賞を獲得したらしいが、有名アワードを取った作品が必ずしも良い映画ではないことを、今回も痛感することになってしまった(←こんなこと何度も書いている気もするが ^^;)。...
View Article北九州市のオーディオフェアのリポート。
去る11月1日から3日にかけて北九州市小倉北区にあるAIMビルにおいて開催された、第29回オーディオ&ヴィジュアル展示即売会に行ってきた。とはいえ足を運べたのは1日だけであり、試聴出来た機器の数は大したことはないのだが、とりあえず印象に残った点だけリポートしたい。...
View Article「キングスマン」
(原題:KINGSMAN:THE SECRET SERVICE )さすがマシュー・ヴォーン監督。期待を裏切らない出来映えである。しかも、米英の“王道”のスパイ映画大作が公開される時期に、極端な“変化球”を放って存在感を見せつけるという気合の入り具合には感服するしかない。今年度屈指の活劇編である。...
View Article「ワンダラーズ」
(原題:The Wanderers )79年作品。この頃一時的に流行った“不良少年映画”(?)の一本で、出来としては大したことはないのだが、いくつか興味深い箇所がある。その意味では“観る価値は無し”と片付けたくはない。...
View Article「バクマン。」
とても面白い。漫画家という、地味でスクリーンに映えそうもない題材を思い切ったスペクタクルに仕上げてしまう、その切り口と巧みなストーリーテリングに感服した。しかも、一時的にでも少年マンガに親しんだことのある観客ならば、確実にその琴線に触れるような仕掛けも用意されている。...
View Article国東半島に行ってきた。
先日、大分県の国東半島に行ってきた。私は若い頃に一度訪れたことがあるが、その時は海岸沿いのコースを取って磯遊びに興じたものだ(笑)。今回は内陸部の寺を巡ってみた。なお、同行した嫁御は国東半島自体に行くのは初めてらしい。...
View Article「ヴィジット」
(原題:THE VISIT )内容云々よりも、どうしてこの監督(M・ナイト・シャマラン)が十数年間にも渡ってハリウッドの第一線で仕事が出来るのか、そっちの方が興味がある。よほど強力なコネでも持っているのか。あるいはお偉い連中の何か“弱み”でも握っているのか。そういう裏の事情の存在を疑わないと、到底承伏出来るようなものではない。...
View Article「新宿純愛物語」
87年東映作品。これを観た時は、後世にカルト映画として語り継がれるかもしれないと思ったものだ。決して出来の良い映画ではない。それどころかドラマツルギーもへったくれもない無茶苦茶な作りで、監督もキャストもヤケクソになったとしか思えない惨状だ。しかしながら、何とも言えない高揚感と吸引力がある。こんな企画が罷り通ったのも、80年代という時代性を感じさせる。...
View Article祝! ブログ開設10周年。\(^o^)/
このブログを始めたのが2005年の11月17日。早いもので、あれから本日で10年経ったことになる。自分でもこれだけ長期間続くとは思っていなかったが、日頃の努力というよりも惰性で続けてきたことが大きいのであろう。...
View Article「岸辺の旅」
ごく一部分を除いて面白くない。第68回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門において黒沢清は本作で監督賞を受賞したが、彼のフィルモグラフィの中でも質の面では“真ん中より下”に位置するだろう。とにかくこの要領を得ない展開には、脱力せざるを得ない。...
View Article「エール!」
(原題:La famille Belier )作り方を間違えている映画である。この設定においてドラマが一番盛り上がる点は何か、そこへたどり着くまでのプロセスはどうあるべきか、そんなことが一切考慮されていない印象を受ける。シチュエーションだけで満足しているような、作り手の不遜な態度が垣間見えるようだ。...
View Article「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」
2001年東宝作品。本作は封切り当時に映画好きの仲間達と徒党を組んで観に行ったのだが、冒頭の“数年前にゴジラに酷似した怪獣がアメリカを襲ったが、日本の関係者はそれをゴジラだとは認めていない”とのナレーションに大笑いしたのは我々のグループだけだった(浮いているなー...
View Article「アクトレス 女たちの舞台」
(原題:SILS MARIA)同じくジュリエット・ビノシュが主演した「トスカーナの贋作」(2010年)同様、わくわくするような映画的興奮を味わえる。間違いなく本年度のヨーロッパ映画の収穫のひとつで、本当に観て良かったと思える逸品だ。...
View Article今年もホークスの優勝パレードを見に行った。
去る11月22日、2年連続で日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスの優勝パレードを見に行った。沿道には35万人が詰めかけ、大変な賑わいだ。...
View Article「グラスホッパー」
予想通りの出来。伊坂幸太郎による原作は、私が読んだ彼の小説の中では一番面白い。しかしながら監督が二流の瀧本智行で、脚色が「光の雨」だけの一発屋臭い青島武という、気勢の上がらないスタッフの手による映画化だと知った時点で、先は見えていた。要するに失敗作だということだ。...
View Articleヴァイオリンとピアノのコンサートに行ってきた。
先日、福岡市早良区にある西南学院大学チャペルで開かれたヴァイオリンとピアノの演奏会に行ってきた。ヴァイオリンは札幌交響楽団のコンサートマスターである田島高宏、ピアノは田島ゆみだ。なお、2人は夫婦でもある。曲目はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第34番、シューマンの3つのロマンス、イザイのヴァイオリン・ソナタ第3番、そしてフランクのヴァイオリン・ソナタだ。...
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