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Channel: 元・副会長のCinema Days
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CDプレーヤーの更改とDACの導入(その1)。

 実家で使用しているオーディオのメイン・システムのCDプレーヤーが経年劣化で使い物にならなくなり、やむなく買い替えることになった。ところが、ここで困ったことが発生。今まで使用していたプレーヤーはTEACのVRDS-25xという製品で、定価は19万円だった。しかし、同クラスの“CD専用プレーヤー”が今ではあまり存在しないのだ。...

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CDプレーヤーの更改とDACの導入(その2)。

 先日購入したCDプレーヤーのONKYOのC-7000RとDACのNmodeのX-DU1は、同軸デジタルケーブルと光ケーブルの両方で接続が出来るが、まずは同軸ケーブルで繋いでみた。ケーブルはBeldenの1695Aである。ピュア・オーディオ用に同軸ケーブルを調達するのは初めてで、何を選んだら良いのか分からなかったのだが、まあ定評のあるBeldenならば間違いないだろうと踏んでの導入である。...

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「共犯」

 (原題:共犯 Partners in Crime)以前観た「ソロモンの偽証」と似たような設定の台湾製ドラマだが、こっちの方が面白い。しかもあの映画みたいに無駄に合計4時間も引っ張ることなく、1時間半でキッチリとまとめている点も見上げたものだ。多少プロットに納得出来ない箇所があっても、けっこう満足して劇場を後に出来る。...

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「真夏の夜の夢」

 (原題:A Midsummer Night's Dream )何度も映画化されているウィリアム・シェイクスピアの古典喜劇だが、ここで取り上げるのは99年にアメリカで製作されたもの。原作での舞台はギリシアであったが、本作では19世紀のイタリアに変更されている。そのため明るく楽天的な雰囲気が付与されたのは良いのだが、出来としてはパッとしない。要するに凡作だ。...

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「みんなの学校」

 ドキュメンタリー映画としては力作であり、扱われているテーマも重要性が高いとは思うが、いまひとつ求心力に欠ける出来だ。アプローチの仕方および題材に対する視点が、本来映画として盛り上がるべきポイントを微妙に外しているように感じる。その背景には“(世間的には)文句を付けてはいけないタイプの映画なのだ”という認識が横たわっていることも考えられ、何とも釈然としない気分になる。...

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「催眠」

 99年作品。殊更持ち上げるような作品ではないが、少なくとも観ている間は退屈しない。ヒマ潰しにテレビ画面で眺めるのには適当なシャシンだろう。松岡圭祐の同名小説の映画化だが、内容は大きく異なっており、まったくの別物だと思って良い。...

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「ジュラシック・ワールド」

 (原題:Jurassic...

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「ぼんち」

 昭和34年作品。別に深い内容があるシャシンではないが、ノリまくる演出と豪華キャストの揃い踏みで楽しく鑑賞できる。ベストセラー作家山崎豊子の原作を得て、贅沢なスタッフを集めて製作された文芸大作。当時の大映の絶大な力が垣間見える。...

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「日本のいちばん長い日」

 原田眞人監督の代表作「金融腐蝕列島 呪縛」(99年)と似たスタイルの映画だ。つまり、必要以上にカメラは登場人物に“没入”せず、各シークエンスはリズミカルに繋がれるといった手法が採用されている。一見ドライに思えるが、決して内容をデジタル的に割り切って無造作に提示しているのではない。背景を理詰めに説明することにより、主題の重要さをより強調することに貢献している。この意味では成功だろう。...

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「ホワイトナイツ 白夜」

 (原題:White Night )85年アメリカ作品。テイラー・ハックフォード監督作の中では「愛と青春の旅立ち」(82年)に次ぐ出来だ。キャストの頑張りはもちろん、冷戦末期にあった当時の世界情勢を振り返る意味でも興味深い内容である。...

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「この国の空」

 要領を得ない出来で、良い印象は受けない。高井有一による原作は読んでいないが、以前田中慎弥の小説「共喰い」を低レベルの脚色によって失敗作に終わらせた荒井晴彦は、ここでも似たような過ちを犯しているようだ。...

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「夜の罠」

 昭和42年作品。いかにもB級サスペンスといった作りだが、富本壮吉の演出はテンポが良く、映像はキレがあるし、何より話が面白い。コーネル・ウールリッチ(ウィリアム・アイリッシュ)の小説を「雁の寺」などの舟橋和郎が脚色したものだ。...

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カセットデッキを購入した。

 前にメインシステムのCDプレーヤーが“寿命”に達して更改したことを書いたが、同じ頃に今度はカセットデッキが動かなくなった。古い機種なのでメーカーも修理を受け付けておらず、買い替えるしかない。しかしながら、新たなCDプレーヤーの導入の際よりもさらに困った事態が起こった。何しろ今やカセットデッキは市場にほとんど存在しないのだ(笑)。...

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「ラブ&マーシー 終わらないメロディー」

 (原題:Love & Mercy )中身が薄い。主人公の屈託も、音楽に対するポリシーも、各時代との関連性も、何一つ深く掘り下げられていない。ただすべて表面的に流れていくだけだ。何のために製作されたのか、よく分からない映画である。...

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「浮草」

 昭和34年作品。小津安二郎監督が珍しく大映で撮った映画で、そのためか所謂“小津スタイル”とは違う展開を見せ、いささか面食らう。まあ悪くない映画であることは確かなのだが、スンナリと腑に落ちないところがあって評価は難しい。...

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「お盆の弟」

 モノクロ映像にした理由が分からない。どう見ても本作の中に“白黒じゃないと描けない画面”が存在するとは思えないし、それどころか色彩を消したことによってロケ地の魅力がスポイルされているように思う。しかも、このモノクロ画像は全体的にのっぺりとして奥行きが無く、少しも美しくはないのだ。このあたりは作者のセンスを疑いたい。だが、そのことを除けば、これは哀愁とユーモアが漂う上質の人間ドラマだと断言したい。...

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「イヤー・オブ・ザ・ガン」

 (原題:YEAR OF THE GUN )91年アメリカ作品。ジョン・フランケンハイマー監督の硬派な作風が活かされた快作で、また同監督が女性を的確に描けることを証明しているあたりが興味深い。...

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「ボヴァリー夫人とパン屋」

 (原題:Gemma Bovery)オヤジの屈折したスケベ心と、それよりも屈折した現実の出来事が鮮やかな対比を成す、良質の艶笑小噺だ。こういうのを作らせると、フランス映画は無頼の強さを発揮する。観てよかったと思える佳編だ。...

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中勘助「銀の匙」

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「映画 みんな!エスパーだよ!」

 立て続けに公開される園子温監督作だが、これはその中では一番つまらない。手抜きばかりが目に付き、明らかにスタッフが仕事に身が入っていないような出来映えである。製作する上でそれなりの努力した挙げ句に失敗するのならばまだ許せるが、最初から“やっつけ仕事”で済まそうとしているその魂胆が気に入らない。...

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