漫然と選んだ2024年映画ベストテン。
2024年も終盤になり、まことに勝手ながらここで個人的な年間映画ベストテンを発表したいと思う(^^;)。ただし、すでに封切られてはいるが現時点でまだ観ていない作品もいくつかあるので、年が明ければいくらか変動する可能性はある。そのあたりは御了承願いたい。 日本映画の部 第一位 夜明けのすべて 第二位 PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて 第三位 侍タイムスリッパー 第四位 違国日記...
View Article「クレイヴン・ザ・ハンター」
(原題:KRAVEN THE HUNTER )楽しんで観ることが出来た。一応は少なくない予算を投入したマーベル系の大作だが、俳優組合のストライキの影響で封切りが遅れ、しかもR15指定ということもあり、興行面では比較的不利だったようだ。しかしながら、筋書きにはそれほど瑕疵は無いし、キャストの仕事ぶりも万全であり、これは好評価に値すると思う。...
View Article「フーリング」
(原題:FOOLIN' AROUND)80年作品。諸手を挙げて評価するようなシャシンでもないのだが、この頃のアメリカ製娯楽映画のトレンドを象徴したような内容で、一応は記憶に残っている。聞けば本作は日本公開時は別の(ある程度客を呼べそうな)映画の併映だったらしく、配給元もあまり期待していなかった様子なのだが、こういうお手軽な作品が世相を反映しているケースもあったりする。...
View Article「モリエール」
(原題:MOLIERE )78年フランス=イタリア合作。17世紀フランスが生んだ偉大な劇作家モリエールこと、ジャン=バティスト・ポクランの伝記作品だ。オリジナルのテレビドラマ版は約7時間とのことだが、劇場公開されたのは短縮版である。とはいえ、これも235分という長尺であり、元々テレビ用のソフトとは思えない超多額の予算が投入されていることもあって、鑑賞後の満足度はかなり高い。...
View Article「アイズ・オン・ユー」
(原題:WOMAN OF THE HOUR )2024年10月よりNetflixから配信されたサスペンス編。本作の注目点は、主演女優のアナ・ケンドリックが初メガホンを取っていることだ。よほどこの映画の題材が気になったと見える。しかしながら、出来は良いとは言い難い。もっともこれは脚本に問題があったのかもしれないが、たとえそうでもウェルメイドに仕上げる余地はあっただろう。...
View Article「デイ・シフト」
(原題:DAY SHIIFT)2022年8月よりNetflixから配信されたホラー・コメディ。他愛の無いシャシンなのだが、手を抜かずに真面目に仕上げられているので、けっこう楽しめる。まあ、一応この手の映画には付きもののゴア描写は満載であり、それが苦手な向きには奨められないが、ホラーにある程度の耐性があれば鑑賞後の満足度も低くはないと思われる。...
View Article「太陽と桃の歌」
(原題:ALCARRAS)第72回ベルリン国際映画祭で大賞に輝いたヒューマンドラマだが、出来が良いとはとても思えない。もちろん、舞台になっているスペインのカタルーニャ地方の風俗など私は知らないし、ましてやそれに対する映画祭審査委員の思い入れなんか理解の外にある。しかし、それらを差し引いてもアピール度の低さは拭えない。...
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