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Channel: 元・副会長のCinema Days
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国東半島に行ってきた。

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 先日、大分県の国東半島に行ってきた。私は若い頃に一度訪れたことがあるが、その時は海岸沿いのコースを取って磯遊びに興じたものだ(笑)。今回は内陸部の寺を巡ってみた。なお、同行した嫁御は国東半島自体に行くのは初めてらしい。

 周防灘に丸く突き出した国東半島は、奈良時代から平安時代にかけて六郷満山と呼ばれる仏教文化が栄え、やたら寺が多い。今回はその中で3か所をチョイスした。まず足を運んだのは半島のほぼ中央の文殊山の山腹にある文殊仙寺である。何でも、日本三大文殊の一つで“3人寄れば文殊の知恵”の諺の発祥地らしい。



 とにかく本堂に達するまでの約300段の石段がキツく、しかも当日は雨上がりだったこともあって、よく滑る。何とか登り切ったところで、“知恵の水”として崇められている湧き水を飲み干し、やっと一息付いた。境内および付近の奇岩の風景が珍しく、耶馬渓になぞらえて文殊耶馬とも呼ばれているということだ。

 次に行ったのは、国東半島で一番高い両子山(標高721m)の中腹にある天台宗の名刹・両子寺だ。ここは大きな仁王像が目を引くが、それよりも本堂の周囲に植えられたカエデの紅葉が見事だった。まだ十分に色付いているとは言えなかったが、それでも目覚ましい美しさを見せつけていた。

 大きめの駐車場には各地からの観光バスが停まっており、観光客がひっきりなしに吐き出されてくる。境内には巡礼の参拝者も多かったが、ここは九州西国三十三箇所の札所でもあるという。



 最後は、平安時代に宇佐神宮大宮司の氏寺として開かれたという富貴寺である。ここの目玉は、九州最古の木造建築である阿弥陀堂だ。京都の平等院の鳳凰堂、岩手の中尊寺の金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂に数えられていて、国宝にも指定されている。

 残念ながら内装のほとんどは長い年月によって剥落しているが、外観は立派なもので、荘厳ささえ醸し出している。内部には重要文化財である本尊の阿弥陀如来座像もあり、寺巡りが好きな者ならばチェックしておきたいスポットだ。

 あと、熊野磨崖仏や長安寺にも足を伸ばしたかったが、日帰りの旅だったので断念した。半島の付け根には杵築市という古い街並みが有名な観光地があるが、そこも併せて改めて足を向けたいエリアである。

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