前にメインシステムのCDプレーヤーが“寿命”に達して更改したことを書いたが、同じ頃に今度はカセットデッキが動かなくなった。古い機種なのでメーカーも修理を受け付けておらず、買い替えるしかない。しかしながら、新たなCDプレーヤーの導入の際よりもさらに困った事態が起こった。何しろ今やカセットデッキは市場にほとんど存在しないのだ(笑)。
まあ、PCオーディオが普及している昨今、前時代のテープメディアをオーディオシステムの主要ソースにしているユーザーなんかまずいないだろうし、デッキ自体が無くなっていったのは当然だろう。ところが少なからぬ数のカセットテープを保有している身としては、デッキは必要だ。もちろんテープの内容をデジタルデータに変換して保存するという方法もあるのだが、そんな面倒臭いことはしたくないというのが本音である。
カセットデッキをリリースしているメーカーは、今や(私の知る限り)TEACしかない。シングルドライブに関してはAD-RW950というモデルしか存在せず、必然的にこれを買うしかなかったのだが、私は同型機種であるTASCAMのCC-222MKIVを選んだ。TASCAMはTEACの業務用ブランドである。前に使っていたデッキがシルバー仕上げだったので今回はブラックパネルで気分転換(?)を図る意味もあったし、何より業務用ラックマウント仕様の外観は味がある。
結線して音を出してみたが、そこそこ聴ける音だったのには安心した。もとより音質に大きな期待はしていない。とにかく聴ければ良いのだ。ノイズリダクションは付いていないし、メタルテープの録音モードにも対応していないが、文句は言うまい。何しろこの機種しか選択肢は無いのだから。
実を言えばCC-222MKIVはカセットデッキ専用機ではない。CDプレーヤーも兼ねている。当然のことながら、これ一台でCDからカセットテープにコピーすることが可能で、そのための機能は豊富だ。またアナログプレーヤーを繋ぐためのフォノ端子が付いていて、ヘッドフォン端子も完備している。さらに言えば、カセットテープの走行はワンウェイではなくオートリバースである。
斯様に驚くほどの多機能だが、当面はカセットテープの再生にしか使わないのが何とも勿体ない気がする。まあ、それも仕方が無い。
もちろん、CDプレーヤーとしては非力だ。安物の音しか出てこない。しかし、デジタル出力を同時期に購入した単体DACであるNmodeのX-DU1に繋げてみると、大幅に音質がアップした。別に保有しているプレーヤーのONKYOのC-7000Rに比べれば当然落ちるが、悪くはない音だ。やはりDACの重要性は無視出来ない。
カセットデッキは経年劣化が大きい。このCC-222MKIVがいつまで動いてくれるのか分からないが、思い入れのある手持ちのテープを鳴らすために、これからも働いて欲しい。
まあ、PCオーディオが普及している昨今、前時代のテープメディアをオーディオシステムの主要ソースにしているユーザーなんかまずいないだろうし、デッキ自体が無くなっていったのは当然だろう。ところが少なからぬ数のカセットテープを保有している身としては、デッキは必要だ。もちろんテープの内容をデジタルデータに変換して保存するという方法もあるのだが、そんな面倒臭いことはしたくないというのが本音である。
カセットデッキをリリースしているメーカーは、今や(私の知る限り)TEACしかない。シングルドライブに関してはAD-RW950というモデルしか存在せず、必然的にこれを買うしかなかったのだが、私は同型機種であるTASCAMのCC-222MKIVを選んだ。TASCAMはTEACの業務用ブランドである。前に使っていたデッキがシルバー仕上げだったので今回はブラックパネルで気分転換(?)を図る意味もあったし、何より業務用ラックマウント仕様の外観は味がある。
結線して音を出してみたが、そこそこ聴ける音だったのには安心した。もとより音質に大きな期待はしていない。とにかく聴ければ良いのだ。ノイズリダクションは付いていないし、メタルテープの録音モードにも対応していないが、文句は言うまい。何しろこの機種しか選択肢は無いのだから。
実を言えばCC-222MKIVはカセットデッキ専用機ではない。CDプレーヤーも兼ねている。当然のことながら、これ一台でCDからカセットテープにコピーすることが可能で、そのための機能は豊富だ。またアナログプレーヤーを繋ぐためのフォノ端子が付いていて、ヘッドフォン端子も完備している。さらに言えば、カセットテープの走行はワンウェイではなくオートリバースである。
斯様に驚くほどの多機能だが、当面はカセットテープの再生にしか使わないのが何とも勿体ない気がする。まあ、それも仕方が無い。
もちろん、CDプレーヤーとしては非力だ。安物の音しか出てこない。しかし、デジタル出力を同時期に購入した単体DACであるNmodeのX-DU1に繋げてみると、大幅に音質がアップした。別に保有しているプレーヤーのONKYOのC-7000Rに比べれば当然落ちるが、悪くはない音だ。やはりDACの重要性は無視出来ない。
カセットデッキは経年劣化が大きい。このCC-222MKIVがいつまで動いてくれるのか分からないが、思い入れのある手持ちのテープを鳴らすために、これからも働いて欲しい。