Quantcast
Channel: 元・副会長のCinema Days
Browsing all 2422 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「理想の男になる方法」

 (原題:WHEN WE FIRST MET )2018年2月よりNetflixより配信。タイムループをネタにしたラブコメディという、過去に何回も見かけたような設定のシャシンだ。しかし、変化球を交えた筋書きとキャスティングの妙、そして効果的なギャグの数々と、観て退屈しないレベルに仕上げられている。お手軽な作品だが、最後まで気分を害さずに付き合えるのは有り難い。97分という短めの尺も適切だ。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「バビロン」

 (原題:BABYLON )とても評価できる内容ではない。デイミアン・チャゼル監督は自身が本当は何が得意で何をやりたいのか、まったく分かっていないようだ。彼は守備範囲が極端に狭いことを認めたくないのか、前作と前々作では場違いなネタを扱って上手くいかなかった。本作に至って少しは軌道修正したのかと思ったら、さらに酷いことになっている。アカデミー賞では主要部門にノミネートされなかったのも当然だろう。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ファミリービジネス」

 (原題:Family Business...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「いつかの君にもわかること」

 (原題:NOWHERE SPECIAL )ウベルト・パゾリーニ監督の前作「おみおくりの作法」(2013年)ほどの思い切った仕掛けは無く、その意味ではインパクトは弱い印象を受けるかもしれないが、これはこれで丁寧に作られたヒューマンドラマだ。感銘度は高く、鑑賞後の満足感は大きい。そして、もしも主人公のような境遇に置かれたらどのような決断を下すのか、思わず考えてしまう。...

View Article

「オフィシャル・ストーリー」

 (原題:La Historia Oficial )85年作品。第38回カンヌ国際映画祭主演女優賞や86年米アカデミー外国語映画賞など、多数のアワードを獲得したアルゼンチンの力作だ。もっとも、筋書き自体は納得しがたい点があり、個人的には万全の出来とは思えないが、この国の過酷な現代史を描破したことだけでも評価に値する。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「対峙」

 (原題:MASS)強靱な求心力を持つ映画で、鑑賞後の手応えは万全だ。どうしてこの映画が米アカデミー賞の候補にならなかったのか不明だが、そこにはたぶん諸般の事情があったのだろう。とはいえ、作品のクォリティからすれば作品賞レベルだ。今も世界各地で起こっている悲惨な出来事に、我々はどう向き合えば良いのか、そのヒントを与えてくれるだけでも本作の価値は実に大きい。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

“身を切る改革”は無意味である。

 去る2023年1月に、立憲民主党と日本維新の会は共同して“行政改革・身を切る改革プロジェクトチーム”を立ち上げ、2月には国会内で会合が開かれた。このチームの設立趣旨は、増税に積極的になっている現政権に対し“その前に身を切る改革や行政改革を実行せよ!”と迫ろうというものだ。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「小さき麦の花」

 (原題:隠入塵煙 RETURN TO DUST...

View Article


「ドラグネット 正義一直線」

 (原題:Dragnet )87年作品。同じ頃に製作された「サボテン・ブラザース」(86年)と似たような案配のシャシンだ。つまりは、(少なくとも日本の観客にとっては)あまり笑えない脱力系コメディである。しかしながら、当時人気があったTV番組“サタデー・ナイト・ライブ”界隈による作品ということで、妙な勢いは感じられる。主要キャストもこの頃は若い。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「逆転のトライアングル」

 (原題:TRIANGLE OF SADNESS )リューベン・オストルンド監督の前作で第70回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した「ザ・スクエア 思いやりの聖域」(2017年)は、個人的にはどこが良いのか分からなかったが、連続してカンヌで大賞を獲得した本作は幾分マシな内容ではある。だが、底の浅さは相変わらず。諸手を挙げての高評価は差し控えたい。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「スマホを落としただけなのに」

...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「エンパイア・オブ・ライト」

 (原題:EMPIRE OF LIGHT...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「トゥルーマン・ショー」

 (原題:The Truman Show )98年作品。SF仕立てのメディア風刺劇で、封切り当時は斬新な内容だったのかもしれないが、今から考えるとアイデア倒れの感が強い。何しろあの頃は、まさかネット環境にある多くの者がやがて勝手に情報発信を始め、テレビのバラエティ番組の地位を脅かすようになるとは思いもしなかったのだ。しかも、決して作劇は丁寧ではなく欠点も目立つ。キャストの健闘だけが救いである。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ベネデッタ」

 (原題:BENEDETTA )監督ポール・ヴァーホーヴェンの前作「エル ELLE」(2016年)は、彼らしくない(?)スマートでハイ・ブロウな線を狙ったせいで要領を得ない出来に終わっていたが、5年ぶりにメガホンを取った本作では従来の“変態路線”に復帰して闊達な仕事ぶりを見せる。時代劇としてのエクステリアも抜かりはなく、鑑賞後の満足度は高い。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「2ハート」

 (原題:2 HEARTS)2020年10月よりNetflixより配信。スチール写真やトレイラー映像から受ける“典型的なラブコメ”といった印象とは、実際観てみると大きく違う。これは真摯に作られたヒューマンドラマだ。しかも構成や画像処理は手が込んでおり、平板な出来にはなっていない。終盤の展開は感動的でもあり、鑑賞後の満足度は決して低くはない。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「フェイブルマンズ」

 (原題:THE FABELMANS )これは面白くない。スティーヴン・スピルバーグの自伝的作品ということで、さぞかし映画に対する激烈な愛が全編に迸っている熱い作品なのだろうと思ったら、ただのホームドラマだったので拍子抜けした。しかも、家庭劇として良く出来ているわけでもない。凡庸なテレビの連続ドラマの総集編を延々見せられているような案配で、手持ち無沙汰のまま2時間半を過ごしてしまった。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「オットーという男」

 (原題:A MAN CALLED OTTO )ハリウッドでヨソの国の映画をリメイクするとロクな結果にならないのが常だが、最近では「コーダ...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「イノセント」

 (原題:L'innocente )75年作品。名匠ルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作だが、その前の「家族の肖像」(74年)及び前々作の「ルードウィヒ 神々の黄昏」(72年)に比べれば、かなり平易で通俗的な作りである。だから物足りないと感じる映画ファンも少なくないようだが、却って分かりやすさが増して万人にアピールできる出来になっており、これはこれで大いに評価したい。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「第20回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

 去る3月24日から26日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。今年は20回という節目であることもあり、コロナ禍で長らく実施していなかったオーディオ評論家の福田雅光の司会による“オーディオアクセサリーの聴き比べ大会”が開催された。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「第20回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

...

View Article
Browsing all 2422 articles
Browse latest View live