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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「レッド・ノーティス」

 (原題:RED...

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「エターナルズ」

 (原題:ETERNALS)賛否両論真っ二つになるような出来映えで、実際に本国では評価は完全に分かれているようだ。私はどうかといえば、かなり面白く観たというのが正直なところだ。何より、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)などのアメコミ物には不似合いと思われる作家を起用し、その持ち味を上手く反映しているあたりがポイントが高い。...

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「パワー・オブ・ザ・ドッグ」

 (原題:THE POWER OF THE DOG)タイトルを見た時点では、ドン・ウィンズロウによる犯罪小説の秀作「犬の力」の映画化なのかと思ったのだが、西部小説の名手として知られるトーマス・サベージの同名小説の映像化であったのには少し拍子抜けした(笑)。原作は読んだことはないが、この映画の出来はどうも感心しない。世評は高いものの、個人的には受け付けないシャシンである。...

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「青いドレスの女」

 (原題:Devil in a Blue Dress )95年作品。正直言って、ミステリー映画としてはあまり上等ではない。展開はスピーディーではなく、活劇場面も大したことがない。しかしながら、エクステリアは上質だ。この優れた“外観”を堪能できるだけでも、存在価値はある。さらに、出ている面子も申し分ない。...

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「レインボウ」

 (原題:The Rainbow )89年作品。英国の異能監督として名高いケン・ラッセルの作品としては珍しく、真っ当な文芸作品としての体裁を取っている。ただし、それだけ他の諸作と比べてエキセントリックさが大きく出ていないということでもあり、このあたりの評価は微妙なところであろう。個人的には、ラッセル映画に大きく“期待”することをひとまず脇に置けば、取りあえず楽しめる作品であると思う。...

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「アイス・ロード」

 (原題:THE ICE ROAD)突っ込みどころは少なくないが(笑)、パワフルな演出と主演俳優の存在感で最後まで見せきってしまう。昨今、肩の凝らない娯楽作品の分際でやたら長い尺を持つシャシンも多々ある中、これは2時間以内にキチッと収めているのも嬉しい。そこそこ大作感もあり、金を払って観て損しないだけのレベルはキープしている。...

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「映画女優」

 87年東宝作品。吉永小百合の出演作を全部観ているわけではないが、彼女は稀代の大根俳優であり、演技面ではほとんど実績を残していないことは確かであろう。本作は市川崑監督による田中絹代の伝記映画だが、吉永のパフォーマンスは(頑張っているのは分かるのだが)やっぱり低調だ。しかし、そのことに目を瞑れば、そこそこ楽しめるシャシンかと思う。...

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「ミュジコフィリア」

 開巻30分程度はとても面白かった。しかし、それ以降は次第に盛り下がり、終わってみれば“普通の映画”である。とにかく、日本映画にはこの手の題材を活かす人材もノウハウも揃っていないことを改めて痛感した。原作は人気漫画らしいが、製作側も、よくある“ポピュラーな元ネタの映画化”という範囲内でしか仕事をしていないことは明白だ。...

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「さんかく窓の外側は夜」

 2020年作品。話にならない出来だ。プロデューサーは一体何をやっていたのだろうか。脚本と演出プランを提示された時点で、速攻で没にするか抜本的なやり直しを講じるべき案件であることは誰の目にも明らかだと思うのだが、この業界ではそんな常識も通用しないらしい。とにかく、観る価値は無い。...

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「ディア・エヴァン・ハンセン」

 (原題:DEAR EVAN HANSEN)多少の作劇の不備を承知の上で、断固として本作を支持したい。道に迷いそうになっていた若い頃を思い出し、胸が締め付けられる思いがした。また、日々生き辛さを感じている観客にとっては大いなる福音になるだろう。そして何より、このシビアな題材を扱った映画がミュージカルだというのが素晴らしい。元ネタの舞台版がトニー賞で6部門を獲得したというのも、十分頷ける。...

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「ニューヨーク東8番街の奇跡」

 (原題:Batteries not...

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「ボストン市庁舎」

 (原題:CITY HALL...

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「愛してるって言っておくね」

 (原題:If Anything Happens I Love You)2020年11月よりNetflixで配信。わずか12分間の短編アニメーションながら、強いインパクトを残す良作だ。アメリカの社会問題を取り上げていながら、そのテーマは普遍的である。第93回米アカデミー賞における、短編アニメーション部門での受賞作だ。...

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「彼女が好きなものは」

 軽佻浮薄なラブコメのような“外観”に敬遠してしまうカタギの(?)映画ファンもいるだろうが(笑)、中身は真摯に作られた青春映画の佳編である。取り上げられた題材もさることながら、各キャラクターが十分に“立って”おり、ストーリーも説得力がある。こういう、若年層にアピールできるようなエクステリアを保ちつつも質は高いという作品こそ、実は今の日本映画には必要ではないかと思ってしまう。...

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大雑把に選んでしまった2021年映画ベストテン。

 年末恒例の(別に恒例でもないのだが ^^;)が、本年度(2021年)の個人的な映画ベストテンを発表したいと思う。 日本映画の部 第一位 すばらしき世界 第二位 街の上で 第三位 猿楽町で会いましょう 第四位 モルエラニの霧の中 第五位 子供はわかってあげない 第六位 ひらいて 第七位 彼女の好きなものは 第八位 まともじゃないのは君も一緒 第九位 すくってごらん 第十位 ザ・ファブル...

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「冬物語」

 (原題:Conte D'Hiver...

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「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

 (原題:VENOM:LET THERE BE CARNAGE)前作(2018年)よりも面白い。パート1は脚本の不手際が目立っていたが、これはひとえに、ヴェノムというキャラクターを紹介するためだけに作られ、細部に関してはどうでも良いと割り切っていたのではないかと、今では勝手に納得している(笑)。その意味では、この第二作こそが本シリーズのスタートと言えるかもしれない。...

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「ドント・ルック・アップ」

 (原題:DON'T LOOK UP...

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「ピースメーカー」

 (原題:The Peacemaker)97年作品。活劇編としては良く出来ている。ただし、細部の詰めは甘い。もっともそれは、製作年度を考えれば仕方が無いとも言える。もしも今撮るとすれば、この筋書きでは支持されないだろう。言い換えれば、そのあたりを無視すればかなり楽しめるシャシンであることは間違いない。...

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「悪なき殺人」

 (原題:SEULES LES BETES)凝った作りの因縁話で退屈はさせないのだが、いささか“盛りすぎ”の感がありイマイチのめり込めない。また、感情移入できるキャラクターがいないのもマイナスだ。とはいえ各キャストは好演だし、舞台設定や映像も魅力がある。その意味では存在価値はあると言えよう。第32回東京国際映画祭のコンペティション部門で観客賞を受賞している。...

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