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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「オールウェイズ」

 (原題:ALWAYS)89年製作。スティーヴン・スピルバーグ監督作品であるにも関わらず、知名度は低い。しかも、公開当時は高評価はされておらず、アカデミー賞をはじめとする各種主要映画アワードの候補にもあまりならなかった。しかしながら、個人的にはこの頃の彼の仕事を代表する佳編だと思っている。少なくとも、似たようなネタを扱った「ゴースト ニューヨークの幻」(90年)よりも感銘度は高い。...

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「ザ・プロム」

 (原題:THE PROM)2020年12月よりNetflixにて配信。人気テレビシリーズ「glee...

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「名も無き世界のエンドロール」

 かなり“薄口”の内容で、評価できない。お手軽なテレビドラマのような印象を受ける。キャラクターの造型に深みが無いので、いくら凝った筋書きを狙おうとも、映画は上滑りするばかり。また、そのプロット自体が弱体気味で、惹句にある“ラスト20分の真実”というのも大したことがない。...

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「ヤクザと家族 The Family」

 前半は、そこそこ楽しめる。だが後半は完全に腰砕け。全体として、要領を得ない映画になってしまった。有名原作に頼らないオリジナル脚本である点は認めるが、現時点でヤクザものを撮る必然性を、もっと煮詰める必要がある。舞台設定や時代背景にも、かなり問題がある。...

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「カプリコン・1」

 (原題:Capricorn One )77年作品。現時点で観れば映像面でいろいろと古臭いところもあるのだが、それでも本作の秀抜なアイデアとテンポの良い演出、そして各キャラクターの濃さなど、評価出来る部分が多いサスペンス・アクション編だ。また、本国アメリカより約半年も早く日本で封切られている点も興味深い(今では考えられない話だろう)。...

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「デンジャー・ゾーン」

 (原題:OUTSIDE THE WIRE)2021年1月よりNetflixにて配信。外観は面白そうなアクション仕立ての近未来SFなのだが、中身は本当につまらない。ストーリーはもちろん、演出のテンポやキャラクター設定、そしてキャストの仕事ぶりに至るまで、褒めるべき点を見つけるのが難しい。もっとも一箇所だけ少し興味を惹かれた部分はあるが、そのことをもって作品の評価が上がるわけでもない。...

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「羊飼いと風船」

 (英題:BALLOON )大して面白くもない。有り体に言えば退屈だ。もっとも、取り上げられた題材といくつかのモチーフには興味を惹かれる。だが、それらの扱い方には工夫が足りず、芸も無いまま上映時間が過ぎていく。ラスト近くになってようやくドラマが動き出すが、序盤から物語を大きく展開させた方が求心力は増したはずだ。...

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「地獄少女」

 2019年作品。密かに贔屓にしている(笑)若手女優、玉城ティナが主役というので観てみたが、まさに箸にも棒にもかからない出来で大いに盛り下がった。何のために作ったのか、どういう層をターゲットにしているのか、まるで不明。プロデューサーは一体何をやっていたのか、これも不明。これだけ存在価値が見出せないシャシンも珍しいだろう。...

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「キル・チーム」

 (原題:THE KILL TEAM )戦地における犯罪を取り上げた映画は過去にいくつも存在していたし、題材としては目新しいものではない。しかし、無論これを“ありふれたネタ”として片付けてはならない。人間誰しも非日常の境遇に放り込まれると、常軌を逸してしまうのだ。何度描いても、描き尽くせない深刻な問題を提示する。ましてや本作で展開されるのは、つい最近の出来事だ。求心力は高い。...

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「ホワイト・ヘルメット シリア民間防衛隊」

 (原題:THE WHITE HELMETS )2016年9月よりNetflixにて配信。上映時間が約40分のイギリス製のドキュメンタリーだが、扱っている題材といい、描き出される生々しい真実の姿といい、恐ろしくヴォルテージの高い作劇が施されている。第89回米アカデミー賞にて短編ドキュメンタリー賞を獲得。まさに必見の作品だ。...

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「アリ地獄天国」

 とても面白くて考えさせられる、ドキュメンタリー映画の逸品である。扱っている題材はタイムリーかつ重大で、観ていて胸に迫るものがあるが、本作の“登場人物”たちの存在感が屹立しており、劇映画のような興趣をもたらす。限られた場所での上映ではあるが、鑑賞後の満足度は高い。...

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「ライリー・ノース 復讐の女神」

 (原題:PEPPERMINT)2018年作品。本国アメリカでは酷評されているらしいが、個人的にはそれほどヒドいとは思わなかった。しかしながら、決して上出来ではない。有り体に言えば、何も考えずヒマつぶしに観るのには丁度良い。展開にモタモタしたところがなく、ストレスを感じないのは取り柄だろう。...

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「すばらしき世界」

 ある一点を除けば、とても良く出来た映画だ。題材自体はタイムリーかつ重大で、筋書きはもとより、演技、演出と、各要素で高得点を叩き出している。間違いなく本年度の日本映画の収穫であり、ベストテン入りはほぼ間違いない。本作のようなレベルに達している日本映画を、コンスタントに公開して欲しいものだ。...

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「ヒポクラテスたち」

 80年作品。平成ゴジラシリーズなど数々の娯楽作品を手掛けた大森一樹監督の最良作で、その年のキネマ旬報ベストテン日本映画部門第3位にランクインしている。大学の医学部を舞台にした青春群像ということで、自らも医大生であった大森にとっては自家薬籠中の素材だったこともあるが、とにかく伸び伸びと撮られており訴求力も高い。また、医療問題を扱ったネタを挿入していることも評価されている。...

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「春江水暖 しゅんこうすいだん」

 (原題:春江水暖)少しも面白くない。退屈な映画だ。起伏の無いストーリーに凡庸な語り口、魅力に乏しい登場人物たち、そして“どこかで観たような映像”と、どう見ても個人的には映画的興趣に欠けるシャシンだ。150分という決して短くもない上映時間も相まって、観ている間は眠気との闘いに終始する始末である。...

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「藁にもすがる獣たち」

 (英題:BEASTS CLAWING AT STRAWS)これは面白い。屹立したキャラクターの大挙動員と、息をもつかせない展開。そして凝った作劇と、サスペンス映画に必要なポイントがすべて揃っている。まあ、中には無理筋のプロットも無いではないが、それも許してしまうほどにヴォルテージが高い。いつもながら、最近の韓国映画の出来の良さには感服してしまう。...

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「チャイナ・シンドローム」

 (原題:The China Syndrome)79年作品。今年(2021年)は、東日本大震災による福島第一原発の事故から10年目に当たる。そこで思い出したのがこの映画だ。公開当時はセンセーショナルな扱いをされ、いくつかの映画アワードを獲得している。描写自体は古さを感じさせるかもしれないが、主題やモチーフは現在でも通用するはずだ。...

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吉村昭「三陸海岸大津波」

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「ミアとホワイトライオン 奇跡の1300日」

 (原題:MIA ET LE LION BLANC)獰猛であるはずの雄ライオンが、人間の女の子に懐いている様子を映し出しただけで、これはもう十分に驚くべきことであり、劇場に足を運んだ甲斐があったと思わせる。しかも、3年以上の年月をかけて撮影を敢行し、少女とライオンとの関係性をドキュメンタリー・タッチで描いたというのだから、作者たちの努力には感服するしかない。...

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「クローバーフィールド・パラドックス」

 (原題:THE CLOVERFIELD PARADOX )2018年2月よりNetflixにて配信。J・J・エイブラムス製作による「クローバーフィールド HAKAISHA」(2008年)の前日譚ということだが、私はその映画は未見である。だから本作には“単品”として接したのだが、これは怪作だと思った。とにかくワケが分からない。ただ、妙なパワーだけはあり、戸惑いながらも最後まで観てしまった(笑)。...

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