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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「帰ってきたヒトラー」

 (原題:ER IST WIEDER DA)観ている間は笑いが絶えないが、鑑賞後はヒンヤリとした感触が残る、ブラック・コメディの快作である。しかも、世界中に強権的なリーダーが次々と登場しそうな昨今、この公開のタイミングは絶妙だと言えよう。これがハリウッド映画ではなく“本家本元”のドイツ映画から提供されているのも面白い。...

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「緑の光線」

 (原題:Le Rayon Vert )86年作品。同年のヴェネツィア国際映画祭で大賞を獲得した映画だが、私は最近行われたエリック・ロメール監督の特集上映で初めて観ることが出来た。世評通りの優れた内容の作品で、特に主人公の内面描写には卓越したものがあり、鑑賞後の満足度も高い。ロメールがフランス映画史上屈指の演出家であることを再確認できる。...

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「ディープ・ブルー」

 (原題:Deep Blue Sea...

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「FAKE」

 興趣が尽きない映画だ。題名通り、何が本当で何がウソなのか、どこまでが事実でどこからが作りものなのか、観る者の感性や観る局面によってさまざまな解釈が出来る、まさに捉えどころのない怪作である。ただ、虚実取り混ぜたような作劇の中に、確実に見えてくる“真実”がある。その構図が実にスリリングだ。...

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野良猫の相手をするのも疲れる(笑)。

 お盆の期間中は実家に詰めていたが、気が付けばいつの間にか実家の敷地が“プチ猫屋敷状態”(?)になっているではないか(笑)。  別に“餌付け”しているわけではなく、家人は特別猫好きでもない。しかし、なぜか常に5,6匹の野良猫が庭にうろついている。ハッキリとした理由は分からないが、近所の家の庭木が“雀のお宿”になっており、そこに集まってくる雀を狙っているからという説が有力視されている(爆)。...

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「裸足の季節」

 (原題:MUSTANG )ハードな題材を扱っているにも関わらず、鑑賞後の印象は薄い。これはひとえに本作が“設定に乗っかった”作りになっているためだ。つまり作者は斯様な物語の背景を準備した時点で満足してしまい、ドラマを掘り下げる努力を怠っているのである。これでは評価は出来ない。...

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アナログレコードの優秀録音盤(その5)。

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「ヤング・アダルト・ニューヨーク」

 (原題:WHILE WE'RE YOUNG )作者の“魂胆”が見え透いており、全然愉快になれないシャシンだ。もっとも、筋書きが型通りでも語り口が巧みならば評価できるのだが、これが凡庸きわまりないので途中で面倒くさくなってくる。あとは眠気との戦いに終始。正直、観たことを後悔してしまうような映画である。...

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「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」

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「ふたりの桃源郷」

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「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」

 (原題:INDEPENDENCE DAY:RESURGENCE...

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「テオレマ」

 (原題:Teorema )1968年イタリア作品。監督は鬼才と言われたピエル・パオロ・パゾリーニ。作られた当時は斬新で高い評価を受けていても、時が経つとその“図式”を見透かされてしまい、見せられても鼻白む結果になることは少なくない。この映画もその典型ではないかと思う。...

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「ターザン:REBORN」

 (原題:THE LEGEND OF...

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「蘇える金狼」

 79年作品。角川映画40年記念企画としてリバイバル上映され、今回初めて観ることが出来た。いやはや、それにしても酷い出来である。こんなものが多額の宣伝費をかけて全国拡大公開されていたというのだから、この頃の邦画界というのはマトモではなかったと言うべきであろう(もっとも、それは角川映画に限った話だったのかもしれないが ^^;)。...

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「若葉のころ」

 (原題:五月一號)欠点はあるが、それを軽くカバーしてしまうほどの魅力がこの映画にはある。本当に観て良かったと思える、台湾製青春映画の佳作だ。長らく忘れていたピュアな感覚が戻ってきたような、そんな甘酸っぱい気分を味わうことが出来る。...

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「ゲッタウェイ」

 (原題:The Getaway )72年作品。東宝系の劇場で行われている“午前十時の映画祭”の中の一本として観た。サム・ペキンパー監督作品としては「ワイルドバンチ」(69年)や「わらの犬」(71年)ほどの切れ味は無い。凡庸なアクションものである。ただ、かなりヒットしたらしい。突出した内容ではなくても、そこそこヴォルテージが高くて気軽に楽しめる映画の方が一般的な観客にはアピールするのであろう。...

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「赤い航路」

 (原題:BITTER MOON )92年作品。監督はロマン・ポランスキーで、本作は演出のほかに脚本と製作も担当している。いかにも彼らしいニューロティックなドラマで、一般に言われているような“80,90年代はスランプにあった”という定説が怪しいことを示すものである。...

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「花芯」

 主演女優がダメだ。しかも、その“ダメさ加減”が周囲に伝染してしまい、映画自体が空中分解している。題材とキャストの整合性と、それを上手くまとめるはずの監督の手腕が製作サイドでまったく留意されていない、失敗作の典型みたいなシャシンである。...

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最近購入したCD(その33)。

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「シン・ゴジラ」

 世評通り、楽しめる映画だった。もちろん、完璧な出来かと問われれば答えに窮する。巷間で取り沙汰されている“ある重大な欠点”(笑)の他にも、細かく見ていけば辻褄の合わない点も散見されよう。しかしながら、これらの瑕疵を差し引いても本作の存在感は屹立している。本年度の日本映画を代表する快作だと断定したい。...

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