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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「戦慄の絆」

 (原題:Dead Ringers)88年作品。カナダの鬼才デイヴィッド・クローネンバーグ監督の代表作だ。真紅の画面をバックに、さまざまな手術器具(ことに婦人科専用器具)のデッサンやさらには人体解剖図などが配置されたオープニングからヤバさ全開である。...

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「最終目的地」

 (原題:The City of Your Final Destination)殊更ドラマティックな出来事もなく、展開は“ゆるい”とも感じるが、描かれるドラマは深いという玄妙な映画だ。ピーター・キャメロンの原作を得たジェイムズ・アイヴォリィ監督の、的確な仕事ぶりを久々に堪能できる。...

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ortofonの真空管式アンプを試聴した。

 ortofon(オルトフォン)の真空管式アンプを試聴することが出来た。同社はデンマークのオーディオメーカーで、特に良く知れられているのがアナログレコード用のカートリッジだ。ステレオ初期から本格的な製品を発表し、名機と呼ばれているものも多い。ちなみにortofonのカートリッジは私も所有している。...

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「007/スカイフォール」

 (原題:SKYFALL )ダニエル・クレイグが主役を張った前2作よりもずっと面白い。もっとも、クレイグが昔のボンドみたいな軽妙洒脱でスマートな持ち味を発揮し始めたということでは全くなく、彼の愛嬌に欠けるゴツゴツとしたキャラクターはそのままだ。違うのは物語世界の大きさである。...

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最近購入したCD(その25)。

 今年(2012年)はクロード・ドビュッシーの生誕150年に当たる。それを記念した新譜がいくつかリリースされたようだが、私が購入したのはピアノ曲の前奏曲集だ。第1巻と第2巻があるが、決して短い曲集ではないのでそれぞれ別のCDに収められているのが普通である。しかしこのピエール=ロラン・エマールによるディスクは1枚に収録されている。演奏時間も80分に達し、その意味でも“お買い得”と言えるだろう(笑)。...

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勝手に選んだ2012年映画ベストテン。

 2012年の個人的映画ベストテンを発表する。2012年は個人的事情により鑑賞本数が減り、全ての注目作をカバーしているとはとても言えないが、とりあえず10本は選ぶことが出来た。 日本映画の部 第一位 ヒミズ 第二位 希望の国 第三位 わが母の記 第四位 僕達急行 A列車で行こう 第五位 苦役列車 第六位 鍵泥棒のメソッド 第七位 綱引いちゃった! 第八位 任侠ヘルパー 第九位 ロボジー 第十位...

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今年のブログ更新はこれで終わりです。

 2012年における当ブログの更新はこれにて終了します。2013年は1月の中旬からの再開を予定しています。  たぶん2013年も以前のように頻繁に映画館に足を運ぶのは難しいと思っていますが、観た映画の感想は必ずアップするように心がけるつもりです。  それでは、今後ともよろしくお願いします −>ALL。

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安倍政権は日本経済を救えるか?

 2012年の12月に行われた総選挙では大方の予想通り自民党の圧勝となった。理由は民主党が勝手にコケたから・・・・というのも大きいが(笑)、何と言っても大半の国民の関心事であった景気対策に言及したからだと思う。ちなみに民主党をはじめとする他党の公約は、このあたりが実に貧弱であった。...

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「菖蒲」

 (原題:TATARAK )アンジェイ・ワイダ監督の新作だが、歴史ネタを大上段に振りかぶって描こうとして結局は上手くいかなかった前回の「カティンの森」のよりも、数段好感の持てる作品だ。上映時間は短いが、それだけにキレの良さも一層印象付けられることになる。...

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「バトル・ロワイアル」

 2000年作品。近未来、全国の中学校の中から選ばれた一クラスに、脱出不可能な孤島で互いに殺し合いをさせる法律が成立。当事者になった生徒たちは必死のサバイバルに挑む。高見広春の同名小説の映画化で、監督は深作欣二。...

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「レ・ミゼラブル」

 (原題:LES MISERABLES)観ていて疲れた。とにかく、出てくる連中すべてが肩に力が入り、気張りまくって歌っている。全編フォルテの印象で一息つけるところがない。これは撮影と同時に歌を録音するという、ライヴ方式の弊害が出ていると思う。...

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「TAMALA2010」

 2002年作品。何かトンでもないものを観てしまったという感じだ。配給会社キネティックのタイトルに描かれている子猫を主人公にしたSFアニメーションなのだが、この映画、徹頭徹尾何がなんだか分からない。監督はt.o.l.なる製作ユニットらしいが、その正体も不明。どういう意図で作られた映画なのか想像も出来ない。...

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「最初の人間」

 (原題:Le Premier Homme)あまりにも淡々としたタッチなので前半は眠気を催してしまったが(笑)、終わってみれば丁寧な佳編であるという印象を持った。ジャンニ・アメリオの演出は以前観た「家の鍵」と同じく、実に丁寧だ。...

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「父」

 (原題:Pedar )96年作品。監督は「赤い運動靴と金魚」や「太陽は、ぼくの瞳」で知られるイランのマジッド・マジティ。なお、日本では一般公開はされておらず、私はアジアフォーカス福岡国際映画祭の関連上映イベントで観た。...

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「拝啓、愛しています」

 (英題:LATE BLOSSOM)良いところもあるが、見終わってみれば韓国映画得意の“お涙頂戴ドラマ”でしかなく、印象としては芳しいものではない。一頃は若い男女を主人公にしたメロドラマの輸入・公開が目立っていた韓国作品だが、韓流ブームも去った今はそういう体裁のものは飽きられた感がある。ならばということで、主人公をシニア世代にして渋めのセンを狙ったと、そういう安直な姿勢しか窺えないのだ。...

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「ロスト・イン・トランスレーション」

 (原題:Lost in Translation )2003年作品。CM撮影のために東京にやってきたハリウッド俳優のボブ・ハリス(ビル・マーレイ)と、偶然出会った若い人妻との、共に孤独を抱え込んだ同士の付き合いを描く。2004年の米アカデミー賞で脚本賞を獲得。...

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「愛について、ある土曜日の面会室」

 (原題:QU'UN SEUL TIENNE ET LES AUTRES SUIVRONT)。三つのストーリーが平行して描かれているが、残念ながら真に見応えのあるパートは一つだけ。あと一つは一長一短。残る一つは話にならない。結果“一勝一敗一引き分け”(謎 ^^;)でトータルのポイントでは凡作ということになるが、映画というのはそう簡単に割り切れるものではない(笑)。...

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ハリウッド製の法廷劇と“エクイティ”

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「LOOPER ルーパー」

 (原題:LOOPER)気の利いたSFタイムトラベルものである。こういうネタを扱う際に問題になるのは言うまでもなくタイム・パラドックスであるが、時間旅行そのものが多分に“非・論理的な”素材であり、パラドックスを完全に回避することはほぼ不可能だ。だから、いかにして“パラドックスを克服したような所作”を無理なく見せるかが重要なポイントになるのだが、本作はそのあたりが上手くいっている。...

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国産のコンパクトカーを試乗した。

 最近、自家用車の買い換えを考えている。現在保有している車は購入してから10年を超えており、走行距離も10万kmに近付いたので、ここらで更改しても悪くないと思った次第。遅くとも今年中には結論を出したい。...

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