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Channel: 元・副会長のCinema Days
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フォルクスワーゲンのup!を試乗した。

 コンパクトカーの購入を検討しており、近頃は週末には各ディーラーに足を運んでいるが、今回特別に外車に乗ってみた。フォルクスワーゲンの新作のup!である。...

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「東京家族」

 感銘を受けた。小津安二郎監督の代表作「東京物語」(1953年)を山田洋次が独自に“料理”した作品だが、同じような題材でも、作る者と時代が違えばこうも味わいが異なるものかと、当たり前のことを今さらながら痛感する。もちろん現時点で“リメイク”する以上、今日性の付与が不可欠になるのだが、山田監督はそのあたりは抜かりが無い。まさしく現在観るべき映画である。...

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「サトラレ TRIBUTE to a SAD GENIUS」

 2001年作品。乖離性意志伝播過剰障害者、通称“サトラレ”と呼ばれる、自分が思っていることを周りの人々に思念で伝えてしまう特異能力の持ち主が一千万人に一人という確率で存在するという設定。しかも、例外なく高い知能を持つ彼らを、国家は保護している。その中の一人である若い男を監視するために派遣された女性自衛官が、意外な出来事に直面するという話だ。佐藤マコトによる同名漫画の映画化。...

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KEFのLS50を購入した(その1)。

 スピーカーを買い換えた。以前試聴会で接してからずっと気になっていた、英国KEF社のLS50だ。別にそれまで使っていたB&W社の685の音が嫌いになったというわけでもない。しかし店頭で聴いた印象では、買い換えたくなるだけの魅力がLS50にはあったことは確か。また理由として、当機はKEF社創立50周年を記念して作られており、ほぼ一年間だけの限定生産であったことも大きい。...

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KEFのLS50を購入した(その2)。

 新たに導入したスピーカー、英国KEF社のLS50はバスレフダクトが後方に開いている。バスレフダクトというのは、早い話が音(特に低域)が出る穴のことであり、当然のことながらこの穴の近くに障害物があると音出しに悪影響を及ぼす。以前使っていたスピーカーはダクトが前面に開いているものばかりだったが、LS50のように後方にダクトがあると、壁にあまり近づけて置くと良い結果には繋がらない。...

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「二郎は鮨の夢を見る」

 (原題:JIRO DREAMS OF SUSHI)描き方が表層的であり、鑑賞後の満足感は著しく低い。ドキュメンタリー映画はいかに作者が対象に関して深い洞察を試みるかが最大のポイントになるはずだが、本作はそのあたりがまったく練られていない。覚束ない足取りで対象の周りをうろついているだけならば、最初からドキュメンタリーなんか撮るなと言いたい。...

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「スチームボーイ」

 2003年作品。19世紀のロンドンを舞台に、莫大なエネルギーをもたらす謎の金属製球体“スチームボール”をめぐる争奪戦に巻き込まれた少年の活躍を描くアニメーション。監督は大友克洋。...

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「アウトロー」

 (原題:JACK REACHER)何とも雑なシャシンで、評価できない。これはやはりトム・クルーズが仕切り役を買って出た“俺様映画”であるからだろう。周りの意見も聞かず、ひたすら“ヒーローを演じている俺ってカッコいいだろ”という思い込みで、ゴリ押し的に作ってしまったという印象しか受けない(爆)。...

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「回路」

 2001年作品。死の世界から浸食してくる不気味なアクシデントに巻き込まれるOLと大学生を描く黒沢清監督作。中盤までは非常に面白い。単に“インターネットが「あの世」に繋がった”という身も蓋もないモチーフを完全に乗り越え、何だかワケのわからない邪悪な雰囲気を画面に充満させることに成功している。...

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「アルバート氏の人生」

 (原題:ALBERT NOBBS)キャストの頑張りを除けば、さほど存在価値のある映画とは思えない。ドラマの焦点が定まっていないし、それ以前に設定に対する言及がお粗末に過ぎる。御膳立てだけは面白そうだが、もうちょっと話を練り上げてもらわないと困るのだ。...

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「冷たい水」

 (原題:L'eau froide)94年作品。1972年、パリ郊外。周囲から疎外されて若者コミュニティに身を投じた少年少女の悲しい運命。監督は「パリ・セヴィユ」(91年)などのオリヴィエ・アサヤス。...

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「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

 (原題:Life of Pi)遊園地のアトラクションみたいな映画である。断っておくが、私は本作を3Dで観ていない。何しろ偏光メガネを掛けていると頭痛を覚えるのだ(爆)。せいぜい30分程度しか保たず、2時間以上もこの状態を続けるのは辛い。だから通常の2Dでの鑑賞になった次第だが、この映画が3Dで見せることを前提に作られたことを勘案しても、あまり積極的に評価したい作品ではない。...

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「ユリョン」

 (英題:Phantom, the...

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「人生、ブラボー!」

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アベ・プレヴォ「マノン・レスコー」

 18世紀のフランス文学を代表する恋愛小説で、プッチーニのオペラやアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の「情婦マノン」をはじめ数多くの舞台・映像作品が作られた。いわゆるファム・ファタールを描いた作品としては最初のものといわれている。...

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「かぞくのくに」

 丁寧に作られてはいるが、見終わってみれば食い足りない。映画を撮るにあたって、作者は一番重要なことを棚上げしてしまったように思える。それは、自らの立ち位置に対する洞察だ。スタンスが曖昧なままでは、他者への言及もどこか空々しいものになる。...

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「ありがとう」

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「ルビー・スパークス」

 (原題:Ruby Sparks )面白かった。男ならば誰しも身につまされる話であるが、その痛々しさをエンタテインメントに昇華して、見事に主人公の成長物語に仕立てている。やはり前に「リトル・ミス・サンシャイン」という快打を飛ばしたジョナサン・デイトンとバレリー・フェリス夫妻の監督コンビは、ただ者ではない。...

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「歌舞伎役者片岡仁左衛門 登仙の巻」

 95年作品。94年に90歳で他界した片岡仁左衛門丈の晩年の活動を追う2時間40分のドキュメンタリー作品。もっともこれは監督の羽田澄子が長年にわたってずっと追ってきたシリーズの最終章で、全部合わせると8時間を越える長尺になるが、私はそれら“前作”は観ていない。しかしながら、このチャプターだけでも質の高さは十分に伝わってくる。...

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「ゼロ・ダーク・サーティ」

 (原題:ZERO DIRK THIRTY)前に観た「アルゴ」と似た傾向の映画である。つまりは“CIAバンザイ!”といったスタンスが貫かれている。しかしここには「アルゴ」で取り上げられたような、映画好きが喜ぶような仕掛けは無い。ニセのSF大作をデッチ上げて周囲を煙に巻くような“愛嬌”はどこにも見当たらず、最初から最後まで無愛想で味気ない作劇が延々と続くのみ。これではとても評価できない。...

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