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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「国家が破産する日」

 (英題:DEFAULT )力作ぞろいの昨今の韓国製社会派ドラマの中では幾分軽量級に思われるが、それでも題材の取り上げ方やキャラクター設定、そして重大な問題提起など、見逃せない点が多い。特にアジアの経済情勢に対して少しでも関心のある向きは、絶対にチェックすべき作品だと思う。...

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「ゴーストマスター」

 お手軽なB級ホラー映画であり、脚本も演出も大したことはない。しかしながら、映画ファンおよび映画関係者にとってはちょっと無視出来ないネタを取り上げており、その点は評価したい。ブリュッセル・ファンタスティック国際映画祭をはじめ多数の海外映画祭に正式出品されたのも、何となく分かるような気がする。...

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「ブルックリン最終出口」

 (原題:LAST EXIT TO BROOKLYN )89年作品。感情移入出来る登場人物が一人もおらず、どいつもこいつもクズばかりだ。しかし、それでも映画は面白くなることもある。作者の覚悟と開き直りが、徹底した悪の跳梁跋扈を一種のスペクタクルとして見せている。また、殺伐とした時代背景の描出も見逃せない。...

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「家族を想うとき」

 (原題:SORRY WE MISSED YOU )引退宣言を撤回したケン・ローチ監督が「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年)に続いて撮った本作は、前作よりも切迫度が増している。もはやダニエル・ブレイクのようなヒーロー的な振る舞いをする者はおらず、一般の小市民が窮地に陥ってゆく様子を定点観測するのみだ。それだけに、インパクトが高い。...

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「マリッジ・ストーリー」

 (原題:MARRIAGE...

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「カツベン!」

 まったく面白くない。それどころか、神経を逆撫でされて愉快ならざる気分になる。いくら周防正行監督がここ約10年間不調だったとはいえ、今回は題材が映画そのものであり、映画人としてはまさかこのネタでスベるはずがないと予想していたのだが、甘かった。もはやこの監督に多くを期待するのは、無理な注文であると確信した次第。...

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「2人のローマ教皇」

 (原題:THE TWO POPES )見事な出来栄えで、感服した。新旧ローマ教皇の対話劇という、キリスト教には縁のない多くの観客にとって興趣に乏しい題材と思えるが、実際に接してみるとドラマの深みと厚みに圧倒される。しかも、適度なユーモアが挿入され、作劇のテンポも良く、幅広い層にアピールするだけの仕掛けも持ち合わせている。まさに映画のプロの仕事だ。...

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「カントリー」

 (原題:COUNTRY )84年作品。派手な見せ場はなく、展開も抑揚に乏しいと思われるのだが、題材は興味深い。30年以上前の映画ながら、現在のアメリカの状況を暗示しているような内容だ。また各キャストも持ち味を発揮している。...

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上の空で選んでしまった2019年映画ベストテン。

 毎度のことだが、ここで2019年の個人的な映画ベストテンを発表したいと思う(^^;)。 日本映画の部 第一位 デイアンドナイト 第二位 メランコリック 第三位 愛がなんだ 第四位 よこがお 第五位 チワワちゃん 第六位 楽園 第七位 アルキメデスの大戦 第八位 さよならくちびる 第九位 最初の晩餐 第十位 半世界 外国映画の部 第一位 2人のローマ教皇 第二位 アベンジャーズ エンドゲーム...

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2020年の目標。

 拙ブログにおいて今まで年頭に“その年の抱負”とかいうものを書いたことがなかったが、他にネタが思い付かなかったこともあり(苦笑)、今回はあえて述べてみたい。とはいっても、大仰なことは書けない。たとえば“難しい国家資格を取る”とか“昇進する”とか、そんなハードルの高い(ほぼ不可能な ^^;)ことを平然と宣言するほどゴーマンではない(爆)。有り体に言えば、大事なく一年を過ごせば他に望むことは無いのだ。...

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「昭和残侠伝」

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「恋人たちの予感」

 (原題:When Harry Met Sally... )89年作品。ロブ・ライナー監督の、おそらく全盛期の一作。ノーラ・エフロンの絶妙な脚本を得て、弾けるような恋愛模様を謳い上げる。キャストの好演も相まって、鑑賞後の満足度は実に高い。...

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「テルアビブ・オン・ファイア」

 (原題:TEL AVIV ON FIRE)各キャラクターは“立って”いるものの、コメディとしてはパワー不足で、あまり笑えない。しかしながら、題材の面白さでは十分に語る価値のある映画だ。シビアな状況に置かれながらも、決して悲観的にはならない作者のポジティヴな姿勢も評価出来ると思う。...

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「MEMORIES」

 95年作品。大友克洋が「AKIRA」(88年)に続いて取り組んだ劇場用アニメーション。とはいっても「迷宮物語」(87年)のようなオムニバスもので、原作は担当しているものの、演出は一話だけである。第一話「彼女の想いで・・・」は、死んだソプラノ歌手の妄念がコンピュータにより宇宙空間に仮想スペースを作りだし、近くを通りかかった輸送船の乗組員を引き込もうとする。監督は森本晃司。...

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「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

 (原題:STAR WARS: THE RISE OF...

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「あなたがいたら 少女リンダ」

 (原題:WISH YOU WERE HERE)87年作品。軽快なタッチの小品だが、絵作りのクォリティもドラマの密度も高く、見応えがある。時代背景の描写は的確で、その中でのヒロイン像が上手く機能している。題材の普遍性もあって、鑑賞後の印象はとても良い。...

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「ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋」

 (原題:LONG SHOT )まるで面白くない。政治ネタと恋愛沙汰をコメディ風味でミックスさせようという意図は良いが、困ったことにこの映画の作り手は政治も恋愛も分かっていないらしい。何やら本国での評判は良いらしいが、そのあたりはどうも理解出来ない。...

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J-POPよりも歌謡曲が好きである。

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「フォードvsフェラーリ」

 (原題:FORD V FERRARI)主要キャストは好演だが、ドラマ自体はさほど盛り上がらない。原因は、物語が文字通り“盛り上がらない方向”から進められていること、そして重要なモチーフが欠落していることだ。特にこのような映画は題材の細部にまで切り込むことが不可欠であるはずだが、そのあたりがどうも心許ない。...

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「コットンクラブ」

 (原題:The Cotton Club )84年作品。フランシス・フォード・コッポラ監督によるギャング物という鉄板の御膳立てにもかかわらず、出来の方は大したことがない。しかし、贅を尽くしたセットと念の入った時代考証、そして煌びやかなショーを観ているだけで、何となく入場料のモトは取れたような気になってしまう。当時は酷評されたものの、今から考えるとそれなりの見応えはあったと思う。...

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