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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「M/OTHER」

 近年は東京造形大学の学長としての仕事が忙しいせいか、スクリーンでは御無沙汰気味の諏訪敦彦監督が99年に撮った作品で、その年のカンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を獲得している。実際優れた映画であり、観賞後の満足感は実に大きい。...

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「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」

 (原題:Nebraska)アメリカンドリームも過剰な国粋主義も過ぎ去った時、あとに残されたのは虚飾を剥ぎ取られた“素”のアメリカと、身近なかけがえのない人々との絆だけであった。諦念の底に見つける優しさと一筋の希望とを描き出す、アレクサンダー・ペイン監督による米国の秀作。...

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「第11回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

 去る3月28日から30日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきたのでリポートしたい。今年(2014年)の目玉企画は、マーク・レビンソンの講演である。彼は米国の伝説的なエンジニアで、同名のブランドの創始者だ。70年代前半に彼が立ち上げたこの会社は、ハイエンド・オーディオという新しいジャンルを確立したと言われる。...

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「第11回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

 このイベントでは何度も登場している評論家の福田雅光だが、今回も怪しげな(?)オーディオ・アクセサリーを引っさげて講演会を開催していた。彼が紹介したのは、スウェーデンのEntreq社の仮想アース装置である。...

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「第11回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その3)

 数百万円の高級機がズラリと並ぶ中、一番印象に残ったのはリーズナブル・プライスであるOLASONICのNANOCOMPO(ナノコンポ)である。OLASONICはプリント基板や組込マイコン開発設計を主な業務とする東和電子が展開するオーディオブランドで、業界ではニューカマーだが、エンジニアは各有名メーカーに在籍していた手練れのスタッフを集めているという。...

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「第11回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その4)

 展示されていたブランドはお馴染みのところが多かったが、それでもSPIRAL GROOVEやELECTROCOMPANIET等いくつか新規出品のメーカーのモデルも聴くことが出来て、それなりに得るものがあった。...

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「あなたを抱きしめる日まで」

 (原題:PHILOMENA )これはひょっとして、カトリックを糾弾する映画なのだろうか。ちなみにニューヨーク・ポスト紙は本作を“カトリックへの悪質な攻撃である”と評し、製作者側とちょっとした“論争”になっているらしいが、いずれにしても本分であるヒューマン・ドラマよりも宗教に対する視点の方が気になってしまう作品である。...

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「平成狸合戦ぽんぽこ」

 94年作品。高畑勲の作家性が前面に押し出された映画だ。ただし、それが公開当時ファミリー映画として興行展開される番組にふさわしかったのかどうか、すこぶる疑問だ。少なくとも、私は小さい子供には見せたくない。大人の観客でも感じるこの居心地の悪さ。これは評価出来ない映画である。...

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「家路」

 日本人の土着的なアイデンティティを再確認したような映画だ。園子温監督の「希望の国」でも描かれたように、我が国は“土地と共に生きる人々”によって支えられてきた。放射能汚染の危険性があるからといって、生まれ育った土地を簡単に捨てるわけにはいかない。さらに本作は“震災後に外部から入ってくる人間”をも扱うことによって、テーマを重層化させている。この手口は巧妙だ。...

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「119」

 94年作品。竹中直人の監督作の中では一番良い出来だと思う。もっとも、他の作品が概ね低調なので本作だけ目立ってしまうという“事情”もあるのだが(笑)、観てあまり損をしないシャシンであることは確かだろう。...

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「ダラス・バイヤーズクラブ」

 (原題:DALLAS BUYERS CLUB)痛快な一編だ。難病物のルーティンに尻を向け、最後まで勝手気ままに生き、それがまた結果的に世のため人のためになってしまった男の破天荒な行程を追う、実話を元にしたジャン=マルク・ヴァレ監督作。全編に漂う乾いたユーモアは、ウェットな“同情”なんかをまったく受け付けない。...

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「天と地」

 (原題:Heaven and Earth)93年作品。天才とナントカは紙一重だというが、この頃のオリヴァー・ストーンは天才かどうかはともかく、アメリカ映画界では一番“ナントカ”の側に近い作家だったと思う。デイヴィッド・リンチよりもサム・ライミよりもコーエン兄弟よりも、“キ○ガイ度”においては上回る。...

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「それでも夜は明ける」

 (原題:12 Years a Slave)現時点で今年(2014年)の米アカデミー作品賞候補作を全部観たわけではないが、おそらくノミネート作の中では一番質の低い映画だろう。結果的にその“低クォリティの映画”が大賞を獲得してしまったのだから、何とも釈然としない気分だ。...

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「どっちにするの。」

 89年作品。金子修介監督のこの頃の代表作で、彼自身によれば“転機になった”映画でもあるという。赤川次郎の小説「女社長に乾杯!」の映画化。当時は東宝の秋興行の目玉として公開された。...

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「白ゆき姫殺人事件」

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「avec mon mari」

 99年作品。若者向けの軽量級ドラマをいくつか手掛けて、今やそれなりに有名になった大谷健太郎監督の、デビュー作にして最良の映画。全編に漂う、計算され尽くした脱力系のタッチ(?)が心地良い。...

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「アナと雪の女王」

 (原題:Frozen)正直言って、同時上映の短編「ミッキーのミニー救出大作戦」が凄すぎて“本編”が霞んでしまった。ミッキーマウスが登場するディズニー作品は95年の「ミッキーのアルバイトは危機一髪」以来18年ぶりということだが、過去の音声アーカイブから取り出されたウォルト・ディズニー自身の声でミッキーを吹き替えているのをはじめ、細部まで凝りに凝った技巧が駆使されている。...

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SOULNOTEのアンプを更改した(その1)。

 足掛け7年間使い続けたアンプ、SOULNOTEのsa1.0を買い替えた。sa1.0の音色に特別不満があったわけではない。しかし、10W×2(8Ω)という低出力では2013年に新たに導入したスピーカーであるKEFのLS50を十分には鳴らせなかったのも確かだ。...

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SOULNOTEのアンプを更改した(その2)。

 新たに手に入れたアンプ、SOULNOTEのsa3.0にはヴォリュームと入力切替の機能しかない。sa1.0には装備されていたヘッドフォン端子はもちろん、トーンコントロールやバランスコントロールも省かれている。だから、多機能を望むユーザーにとっては完全に“お呼びでない”製品だ。...

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野球観戦を楽しんだ。

 去る4月26日(土)に、久々に福岡ドームに足を運んで野球観戦を楽しんだ。対戦カードはホークス対ライオンズの5回戦。今のところ上位にいるホークスと最下位に沈むライオンズとの試合であり、しかもソフトバンクの先発は今期は現時点で負けが無い中田なので、ホークスにとって楽なゲームだと思っていたら、大間違いだった(笑)。...

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