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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「SHORT PEACE」

 4話オムニバスのアニメーション映画だが、第四話の「武器よさらば」が飛び抜けて面白い。大友克洋の同名短編をカトキハジメが映画化したもので、廃墟と化した近未来の東京を舞台に、五人からなる特殊部隊と暴走した自走式戦車とのバトルを描く。...

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「青島アパートの夏」

 (英題:Stand Up Don't Bent...

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「終戦のエンペラー」

 (原題:Emperor )終盤を除けば、退屈な映画である。GHQの幹部が戦争責任の行方や日本人の国民性の理解に関して壁にぶちあたり、ああでもないこうでもないと勝手に悩んでいるパートが冒頭から延々と続く。隔靴掻痒なその展開は、れっきとしたアメリカ映画でありながら、製作陣には日本のスタッフが関与しているだめだと思われる。...

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「マイ・フレンド・フォーエバー」

 (原題:The Cure)95年作品。困った映画だ。舞台はミネソタ州の片田舎。子供を顧みない母親と暮らす12歳のエリック(ブラッド・レンフロ)と、隣家に住むエイズ患者の11歳のデクスター(ジョゼフ・マゼロ)との友情とやらを描くドラマ。監督はピーター・ホートン。...

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「映画『立候補』」

 とても興味深いドキュメンタリー映画だ。題名通り選挙の立候補者を題材にしているが、ここで扱われているのはお馴染みの政党の公認を受けた者達ではない。組織も持たずに、それどころか当選する可能性が限りなくゼロに近いことを承知していながら、あえて立候補するいわゆる“泡沫候補”の面々である。そのポジションから参政権の何たるかを探っていこうという、その着眼点は悪くない。...

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B&W社のスピーカーと英国のオーディオ事情。

 この前、英国B&W社のスピーカーをまとめて聴く機会があった。聴けたのは802D、804D、そしてCM9である。アンプはMARANTZのPM−11S3、CDプレーヤーは同SA−11S3だ。...

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「最後のマイ・ウェイ」

 (原題:CLOCLO)監督のフローラン・エミリオ・シリは「スズメバチ」で知られるアクション派であり、本作においても主人公が直面したトピックがテンポ良く時系列的に並べられているが、伝記映画としての密度はかなり低い。登場人物の内面には踏み込まず、ただ映像が流れていくだけだ。...

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「ゴージャス」

 (原題:Gorgeous)99年香港作品。ジャッキー・チェン映画には珍しく、トニー・レオンやスー・チーといった普段彼とは縁のない連中が共演しているコメディ編だ。ジャッキーが彼ら香港映画の本流(?)にすり寄っただけなのか、逆にトニーたちがジャッキーの人気に便乗したのかは知らないが、結果としてユニークな快作に仕上がったことは歓迎したい。...

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「ペーパーボーイ 真夏の引力」

 (原題:THE PAPERBOY)退屈極まりない映画だ。フロリダを舞台に、うだるような暑さの中で男と女の爛れた関係が展開するサスペンス劇といえばローレンス・カスダン監督の「白いドレスの女」(81年)を思い出すが、本作はあの映画の足元にも及ばない。とにかく、最初から最後まで作劇が弛緩しきっている。...

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「ゴースト ニューヨークの幻」

 (原題:Ghost)90年作品。誰でも知っているラヴ・ストーリー映画の代表作で、公開当時は土曜日曜は満員。平日でも6時からの上映は立見も出る有様だった。私は当時ウィークデイの朝一回目を観たのだが、3分の2以上の入りで驚いたことを覚えている。なお、このヒットのおかげでその年の正月映画のひとつ「ゴッドファーザーPART3」の公開が翌年2月に延びたらしい。...

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「影たちの祭り」

 題材の選定だけで8割方成功している映画である。日本初の手影絵専門劇団「かかし座」の創立60周年を記念して作られたドキュメンタリー。彼らは2009年から「ハンド・シャドウズ・アニマーレ」と呼ばれる海外公演のシリーズを展開しているが、映画はブラジルでの巡演を前にした国内リハーサルの最終段階を追っている。...

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ProCableのシステムを再び試聴した。

 先日、所用で大阪に行ってきた際に時間が空いたので、日本橋にあるカリスマ的(?)ネット通販業者「ProCable」のリアルショップを覗いてきた。  この店には前年にも足を運んでおり、展示されていた“至高のシステム”とやらの低品質ぶりに呆れたものだが、今回どうして再び行く気になったのかというと、この“至高のシステム”のアンプが変更されていたからである。スピーカーの米国Electro...

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「素敵な相棒 フランクじいさんとロボットヘルパー」

 (原題:Robot&Frank)設定は面白いが、映画はまったく盛り上がらない。これはひとえに演出と脚本が上手くいっていないからだ。...

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「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」

 (原題:The Fabulous Baker Boys )89年作品。本当にオシャレな映画である。これはお薦め品だ。...

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「ローン・レンジャー」

 (原題:THE LONE RANGER...

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「悪い奴ほどよく眠る」

 黒澤明監督1960年作品。お馴染みの黒澤御大の“小役人罵倒、愚民差別”のスタンスが炸裂しており、力で迫る演出で一応楽しめるのだけど、他の傑作群と比べてイマイチ感銘度が薄いのは、焦点が定まらず余計なシーンが目に付くからであろう。...

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「少年H」

 面白く観ることが出来た。児童文学作家の山中恒や漫画家の小林よしのりに酷評された妹尾河童による原作は読んでいないが、元ネタを知らなくても十分楽しめる映画だと思う。...

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「ウィンズ・オブ・ゴッド」

 95年松竹作品。かけ出しの漫才師コンビが交通事故に遭い、気がついてみるとそこは1945年8月1日だった。同じ外見の戦時下の特攻隊員の魂と入れ替わってしまったのだ。敗戦を知る彼らは隊員仲間を説得し、なんとか特攻をやめさせようとするが、刻一刻と8月15日は近づいてくる。主演の今井雅之が手掛けた戯曲を舞台演出家の奈良橋陽子が監督。舞台の方は海外でも上演され、好評を博したという。...

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「ワールド・ウォーZ」

 (原題:World War Z )ゾンビどもが群れを成し、巨大な人柱を形成して高い建物を乗り越えようとする映像は凄い。そして、ゾンビ軍団から逃げ惑う群衆を俯瞰で映したショットもかなりのものだ(どこかの内戦のように見える)。さらにはゾンビが増殖する旅客機内からの脱出シーンも、キレがあって迫力満点である。しかし、それらを除けば大したことはないシャシンだ。...

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「モンキー・キッド」

 (英題:The Monky Kid )95年作品。1959年生まれの王小燕(ワン・シャオイェン)監督の少女時代をモチーフにし、70年ごろの文化大革命に揺れる北京の下町を舞台に、困難な時代を生きた人々の生活を子供の視点から描く。なお、本作は日本で一般封切りされておらず、私は第8回の東京国際映画祭で観ている。...

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