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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「エンド・オブ・ホワイトハウス」

 (原題:OLYMPUS HAS FALLEN)アクション映画としては凡作だが、本題とは関係のないところが妙に面白かったりする。まず、同様のネタで「ホワイトハウス・ダウン」なる映画も作られていること。...

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「ワンダフルライフ」

 99年作品。天国への入口で死者たちの面倒を見るスタッフを描く是枝裕和監督作。彼らの仕事は、死んだ者たちに人生の中で一番楽しかった想い出をひとつ選んでもらい、それを映像化して見せることだ。そうすると、彼らはその想い出を抱いたまま天国へ旅立つのだという。...

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「フィギュアなあなた」

 見終わって、結局は石井隆監督はデビュー作の「天使のはらわた/赤い眩暈」の世界から一歩も出られないのではと思った。本作もいろいろと今風なモチーフを採用していながら、着地点は「赤い眩暈」と同じである。...

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「時の翼にのって ファラウェイ・ソー・クロース!」

 (原題:In weiter Ferne, so nah!)93年作品。「ベルリン・天使の詩」(87年)の続編である。前作で天使から人間になったダミエル(ブルーノ・ガンツ)の仲間であった天使カシエル(オットー・ザンダー)も下界の魅力に誘われて人間となるが、厳しい現実に直面するというお話。監督は前作と同じヴィム・ヴェンダース。...

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「さよなら渓谷」

 この作品の唯一最大の欠点は、主演女優のキャスティングだ。真木よう子は救いようが無いほど大根である。セリフは棒読み。表情が乏しい。身体のキレも悪い。ついでに言えば、肌が汚い。取り柄はオッパイが大きいことだけ(爆)。...

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津和野に行ってきた。

 先日、“山陰の小京都”と呼ばれる島根県津和野町に行ってきた。私が前に訪れたのは学生の頃なので、随分と久しぶりだ。  鯉が泳ぐ掘割がある殿町通りや太皷谷稲成神社、森鴎外旧宅、永明寺など多くの観光スポットがある。ちょうど週末だったこともあって観光客は多かったが、残念なことに昼過ぎから大雨に見舞われ、あまり見て回ることが出来なかった。...

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「錆びたナイフ」

 昭和33年日活作品。福岡市総合図書館映像ホール「シネラ」での特集上映にて観賞。石原慎太郎の原作を、彼自身と舛田利雄が脚色し、舛田が監督した往年の日活アクションドラマの一編だ。観た印象としては“古い”と言わざるを得ないが、出ている面子のスター性により、無視できない存在感を発揮している。...

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Zonotoneのスピーカーケーブルを使ってみた。

 スピーカーケーブルを一組調達したので使用感をリポートしたい。先日ディーラーに“保有しているスピーカーがKEFのLS50だが、これに合うケーブルを教えて欲しい”と伝えたところ、奨めてくれたのがZonotoneの6NSP−2200S Meisterだ。...

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「欲望のバージニア」

 (原題:LAWLESS )以前観た「L.A.ギャングストーリー」と、印象はほとんど一緒だ。つまりこれは、娯楽西部劇である。時事ネタとか大仰なテーマ性とか、そういう柵から距離を置き、単純明快な割り切り方で観客を楽しませることに徹している。史実を元にしているあたりも共通していると言えよう。...

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「ミュータント・フリークス」

 (原題:FREAKED )93年作品。コイツは面白い。まさに「裸の銃を持つ男」も「悪魔の毒々モンスター」もブッ飛ぶ“おちゃらけ映画”の決定版! このテの映画の最高ケッ作だ。...

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「コン・ティキ」

 (原題:Kon-Tiki)同じ海洋漂流もの(?)でも、以前観た「ライフ・オブ・パイ」みたいな腑抜けた映画とは違い、見応えがある。実録映画ということもあるが、何より作者のスタンスが“冷静”であるところが大きいと思う。いたずらにヒロイズムを持ち上げたり、主人公の業績に対して手放しの賞賛を示したりはしない。...

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「人間の証明」

 77年作品。角川映画の大ヒット作ながら、出来はかなり悪い。東京のホテルで黒人青年が殺されたのをきっかけに、日米両国の戦後史の暗い部分が浮き彫りになる・・・・ような筋書きだが、どうでもいいような脇のモチーフが必要以上に多く、散漫な印象のまま“お涙頂戴”のラストに突入するという、何とも冴えないシャシンなのだ。...

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「モンスターズ・ユニバーシティ」

 (原題:MONSTERS UNIVERSITY )ヒットした「モンスターズ・インク」(2001年)のパート2を製作するに当たって“続編”ではなく“前日譚”を選んだというのは、どうも納得できない。...

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「OLの愛汁 ラブジュース」

 99年製作のピンク映画(製作は国映と新東宝の提携による)。ヒロインは28歳のOL(久保田あづみ)。失恋したばかりの彼女は、帰宅の電車の中で知り合った20歳の専門学校生(佐藤幹雄)と衝動的に関係を持ってしまう。半同棲状態になる二人だが、やがて互いの価値観の違いから関係に微妙なズレが生じてゆく。監督は“ピンク七福神”の一人であり、今でもコンスタントに作品を発表している田尻裕司。...

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「爆心 長崎の空」

 駄作である。どうでも良いようなモチーフを、これまたどうでも良いような感覚で羅列しているだけ。求心力もパッションも、深いテーマの提示もエンタテインメント性も無い。しかも、NBC長崎放送の創立60周年記念映画でありながら、長崎の町に対する愛情も思い入れも描けていない。存在価値はゼロだ。...

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大濠公園の花火大会に行ってきた。

 昨日(8/1)は仕事の帰りに福岡市中央区にある大濠公園に寄り、恒例の花火大会を見物した。とはいえ、しっかり見ようと思ったら前日から場所を取っておく必要があるのだが、当方はそんなヒマはない。よって、今回も公園の近くで仰ぎ見るしかなかったのだが、それでもけっこう楽しめた。...

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「冒険者たち」

 (原題:Les Aventuriers )67年フランス作品。私が子供の頃にテレビの洋画劇場で見た記憶があるが、東宝系劇場で開催されている“午前十時の映画祭”において、今回初めてスクリーン上で接することが出来た。ジョゼ・ジョヴァンニの同名小説をロベール・アンリコが監督したもので、青春映画の秀作として根強い人気を持つ作品である。...

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「アウトランド」

 (原題:Outland )81年作品。この頃は79年に公開された「エイリアン」の影響でSFサスペンス物の製作が相次いでいたが、本作は往年の西部劇の代表作「真昼の決闘」を下敷きにしていることが異彩を放っている。SF映画にはあまり出なかったショーン・コネリーが主役を引き受けたのも、ある種古風な筋書きが影響しているのかもしれない。...

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「ベルリンファイル」

 (英題:THE BERLIN FILE )韓国製スパイ・アクションの快作である。まず舞台をベルリンに置いたのが良い。当地は韓国と北朝鮮の大使館が両方存在し、冷戦後の現在においても情報戦の拠点になっている場所だ。しかも、金正恩体勢になってからの北朝鮮の外交体制が一本化しておらず、大使館単位で勝手に動いているような挙動を見せるのも、タイムリーなネタ振りだと思う。...

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「ピアニスト」

 (原題:La Pianiste )数多くの賞を取り、今やヨーロッパ映画界の寵児になった感があるミヒャエル・ハネケ監督が2001年に撮った注目作。この映画もその年のカンヌ国際映画祭で銀賞に輝いている。  中年の女性ピアノ教師と年下の教え子との愛憎劇という通俗的なネタながら、この監督ならではの一筋縄ではいかない演出力が大いに発揮されている。...

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