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「居眠り磐音」

 観終わって、今後作られる娯楽時代劇は一切チェックする必要は無いと思った。最早この分野におけるスキルも人材も払底してしまったらしい。そんな情けない気持ちになるほど、この映画は低調だ。...

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「ラウンド・ミッドナイト」

 (原題:Round Midnight)86年作品。まさに、ジャズ・ファンのイメージする本物の“ジャズ映画”である。これは当時現役のミュージシャンが主人公を演じていたという事実だけではなく、話の設定や雰囲気がもろにジャズなのだ。バド・パウエルとフランシス・ポードラの関係をモチーフにしたといいながら、デクスター・ゴードン演じるデイル・ターナーはまさにファンの理想とするキャラクターである。...

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「町田くんの世界」

 石井裕也監督にとってラブコメ映画は守備範囲外であることを、如実に示した一作。とにかく、全編に漂う違和感が観る者がストーリーに入り込むことを拒絶しているかのようだ。製作側はいったいどういう基準でこの演出家を起用したのか、全く分からない。...

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「さよなら子供たち」

 (原題:Au Revoir Les Enfants )87年フランス作品。本編はルイ・マル監督の自伝的作品である。そして同監督のフィルモグラフィの中でも1,2を争う出来映えで、第44回ヴェネツィア国際映画祭金賞やセザール賞、ルイ・デリュック賞などに輝いている。...

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「さよならくちびる」

 良い映画だ。誰しも若い頃に抱いていた悩みや苦しみ、将来への不安、そして微かな希望etc.そんな哀歓が全編を覆い、切なくも甘酸っぱい気分になる。そして登場人物達は複雑な内面を音楽に乗せ、聴衆に訴える。鑑賞後の印象も格別の、青春映画の佳編である。...

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「恋に落ちたら・・・」

 (原題:MAD DOG AND GLORY...

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「主戦場」

 (原題:SHUSENJO:THE MAIN BATTLEGROUND OF THE COMFORT WOMEN ISSUE...

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アナログレコードの優秀録音盤(その7)。

 ヴァイオリン2台のデュオ曲ばかりを集めたディスクというのも珍しいが、これは曲・演奏とも申し分なく、中身が濃い。演奏者はアルゼンチン出身のルイス・ミカルとマルタ・カルフィで、2人で“ミュンヘン・ヴァイオリン・デュオ”というユニットを組んでいたこともあるという。85年の録音で、レーベルはドイツのCALIGだ。...

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「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

 (原題:GODZILLA:KING OF THE MONSTERS )お馴染みの怪獣たちが取っ組み合いをすること自体に価値を見出す観客(実は、私もその一人だ ^^;)ならば楽しめるだろう。当然、それ以外の者はお呼びではない。米国における興収がアメコミの映画化作品よりも低調であるのも、それと無関係ではあるまい。...

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「ふたりでスロー・ダンスを」

 (原題:Slow Dancing in The Big City)78年作品。ジョン・G・アヴィルドセン監督といえば「ロッキー」と「ベスト・キッド」のシリーズで有名になり、スポ根映画専門の演出家みたいな印象があるが、本作のようなロマンティックなラブストーリーも手掛けている。しかも出来は良い。知る人ぞ知る佳作だと思う。...

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「幸福なラザロ」

 (原題:LAZZARO FELICE)感想を書く際には、こういう映画が一番困る。何しろ、まるでピンと来ないのだ。面白かった、あるいは面白くなかったという印象さえ述べるのも憚られるような、自身のメンタリティの埒外にあるシャシンである。ただ、第71回カンヌ国際映画祭で脚本賞を獲得しているので、おそらく存在価値はあるのだろう。...

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「さよならジョージア」

 (原題:The Night the Lights Went Out in Georgia)81年作品。味わいのあるヒューマンドラマだ。何よりロードムービーで、しかも音楽を絡めているので、よっぽどの不手際が無い限り、ある程度のレベルは約束されたようなものだ。演出も演技も大きな破綻は無く、最後まで安心して観ていられる。...

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「X-MEN:ダーク・フェニックス」

 (原題:X-MEN:DARK...

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「必殺4 恨みはらします」

 87年松竹作品。映画版の「必殺」シリーズをすべて観ているわけではないが、おそらく本作が一番出来が良いと思われる。さすがテレビシリーズ第一作「必殺仕掛人」の第1話と第2話を手掛けた深作欣二監督だけあって、見せ場の連続で息つく暇もない。また当時の世相(地上げ屋の横行等)を反映したストーリー展開も興味深い。...

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「ザ・ファブル」

 深みは無いが、一応は退屈せずに最後まで観ていられる。空いた時間にフラリと劇場に入り、あまり気分を害さずにヒマを潰すにはもってこいのシャシンだろう。ただ、残酷な場面があるので幾分は観客を選ぶ。そのあたりは注意が必要だ。...

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「パパは、出張中!」

 (原題:Otac na sluzbenom putu)85年ユーゴスラビア作品。エミール・クストリッツァ監督の真骨頂であるオフビートな作劇が展開されているが、後の「アンダーグラウンド」(95年)以降の作品に比べれば“普通”の映画に見える。ただし、それだけ広範囲な訴求力が備わっているとの解釈も可能で、幅広く奨められるシャシンと言えよう。...

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「新聞記者」

 これはちょっと酷すぎる。どこから突っ込んで良いのか分からないほど、すべてにおいて完全に“間違っている”映画だ。そして、現時点で邦画において時事ネタを扱う際の困難性を改めて痛感した。生半可な知識と浅い考察では、社会派作品を手掛けるのは無理である。...

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「フレンチ・コップス」

 (原題:Les Ripoux)84年作品。初老のダメ刑事のヤクザな言動を追っているだけの映画だが、嫌悪感は無く鑑賞後の印象は爽快ですらある。良好なキャラクター設定と配役、そして気の利いたストーリーさえあれば、多少インモラルな話でも訴求力は高くなるものだと納得した次第だ。...

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「凪待ち」

 脚本が練り上げられていない。設定自体に無理があるばかりか、展開には説得力を欠いている。白石和彌監督作品は出来不出来の差が大きいが(ハッキリ言って、不出来であるケースが目立つ ^^;)、今回は気勢が上がらないままに終わったようだ。ただし、元人気アイドルが汚れ役をやったとことは、話題になるとは思う。...

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「マルホランド・ドライブ」

 (原題:Mulholland Drive)2001年作品。メチャクチャ面白い。まさに傑作。それまではデイヴィッド・リンチ監督の代表作といえば、何といっても一発目の「イレイザーヘッド」(76年)だと信じて疑わなかったが、この映画はその見解を激しく揺るがしてしまった。観た後はしばらく夢にうなされること請け合いの、劇薬とも言えるシャシンだ。...

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