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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「パシフィック・リム:アップライジング」

 (原題:PACIFIC RIM UPRISING)前作に比べると、大幅に劣る出来。作り手はどうして第一作があれだけウケたのか理解せず、観客層を広げることばかりに気を取られ、結果として凡庸極まりないSF活劇に終わっている。もちろん、監督が交代したのも無関係ではないだろう。...

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「山猫は眠らない」

 (原題:SNIPER)92年作品。比較的低予算の小品だが、キレのいいアクション編で楽しめる。特に、使用される銃火器類、およびその扱い方に対しての粘り着くような描き方は、その手のマニアにとってはたまらないだろう。また、甘さを押し殺したダンディズムの造出にも抜かりは無い。...

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「タクシー運転手 約束は海を越えて」

 (英題:A TAXI DRIVER )高い求心力とメッセージ性、そして十分な娯楽要素をも兼ね備えた、見応えのある佳編である。また東アジアの激動の現代史を振り返る意味でも、存在価値は大いにある。韓国で1200万人を動員する大ヒットを記録したのも頷けよう。...

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「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」

 (原題:JUMANJI:WELCOME TO THE JUNGLE )95年製作のパート1に比べると、やはりヴォルテージは落ちる。しかしながら、これはこれで一応まとまった出来映えであり、最後までさほど退屈しないでスクリーンに向き合えた。あれこれ難しいことを考えずに時間を潰すにはもってこいのシャシンだ。...

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「9時から5時まで」

 (原題:9 TO...

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「ザ・スクエア 思いやりの聖域」

 (原題:THE SQUARE)つまらない。作品の狙いは分かる。しかし、仕掛けと段取りがあまりにも稚拙。典型的な“自己満足映画”である。一応、第70回カンヌ国際映画祭の大賞受賞作なのだが、有名アワードを獲得した映画が上質とは限らないというのが“定説”であることを、不本意ながら今回も再確認することになった。...

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「ゴスフォード・パーク」

 (原題:GOSFORD PARK)2001年作品。アカデミー脚本賞を受賞したロバート・アルトマン監督作で、1930年代のイギリス上流階級人士の生態を、使用人たちの視点で描いた集団劇である。結論から言えば、アルトマン作品としては演出のテンポもラストのオチも弱く、特筆するほどの出来ではない。少なくとも「ナッシュビル」(75年)や「ザ・プレイヤー」(92年)あたりと比べれば見劣りがする。...

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「レディ・プレイヤー1」

 (原題:READY PLAYER ONE)面白い。ただ、観客を選ぶと思う。ネット環境に幼少の頃から浸っている若年層や、こういう世界に最初から縁の無い高年齢層は観てもピンと来ない可能性があるが、40歳代から60歳代半ばまでの者ならば楽しめるだろう。観る者の琴線に触れるような大道具・小道具が目白押しで、しかもそれらが絶妙のタイミングで出てくるというのは、好きな者にとってはまさに堪えられないのだ。...

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「黄泉がえり」

 2003年東宝作品。熊本の阿蘇地方で突如死んだ者がよみがえり始めた。しかも当時の姿のまま数百人規模で。厚生労働省の調査員である主人公は真相を解明するために故郷・阿蘇に戻ってくる。熊本在住のSF作家・梶尾真治の同名小説(私は未読)を映画化したファンタジー。監督は塩田明彦。...

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「君の名前で僕を呼んで」

 (原題:CALL ME BY YOUR NAME)退屈極まりない映画だ。ここにあるのは、すべて上っ面だけ。何もアピールするものが無いし、そもそも何も描けていない。斯様につまらないシャシンがオスカー(脚色賞)を獲得するとは、今年度(第90回)のアカデミー賞のレベルの低さが分かろうというものだ。...

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「狩人」

 (原題:I KYNIGHI )77年作品。監督のテオ・アンゲロプロスが本作の前に撮った「旅芸人の記録」(75年)に続き、1955年以降のギリシアの激動をの歴史を綴った作品だが、前作ほどのインパクトはない。もっとも、映画史に残る傑作である「旅芸人の記録」と比べるからそう感じるのであって、これはこれで非常に野心的で貴重な映画であると思う。...

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「女は二度決断する」

 (原題:AUS DEM NICHTS)第90回アカデミー賞の外国語映画賞ドイツ代表作品ということだが、どうにもパッとしない内容。とにかく、主人公にまったく感情移入出来ないことが致命的で、鑑賞中はシラけた空気だけが周囲に充満する。また物語の背景が説明不十分であり、これでは高得点を付けるわけにはいかない。...

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「逃亡者」

 (原題:THE...

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「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」

 (原題:AVENGERS:INFINITY WAR )ある意味“衝撃的”とも言えるラストが話題になっているようだが、それ以前に、この手の映画としてはドラマ運びの破綻があまり見られずウェルメイドに徹している点が評価出来る。長い上映時間も気にならず、最後まで楽しめた。...

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「白熱」

 (原題:WHITE HEAT)1949年作品。題名通り、まさに画面から熱気が伝わってくるような高密度のギャング映画だ。この時代に斯様なハイ・ヴォルテージの作品が世に出ていたということは、当時のハリウッドにはよほど優秀な人材が溢れていたのだろう。...

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「アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル」

 (原題:I, TONYA)誰一人として共感出来る人物が出てこないにも関わらず、映画自体は実に面白い。かつては大々的にマスコミに取り上げられ、ある意味“手垢にまみれた”感がある題材をあえて採用し、それを現代に通じる骨太な実録作品に仕立て上げた作者の求心力には感心する。各キャストの頑張りは言うまでもない。...

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「極東黒社会」

 93年東映作品。シシリアン・マフィアと手を組んだ香港の組織と、対立する台湾ヤクザ、それらに荷担する日本の暴力団などが暗躍する新宿を舞台に、ニューヨークからやってきた捜査官(ショー・コスギ)と外人部隊上がりのフリーの売人(役所広司)を中心に、日本の麻薬汚染の実態を描こうとしている。  で、観た印象はというと、イマイチの出来。確かに設定は面白い。各国のマフィア、麻薬Gメン、悪徳刑事etc....

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「いぬやしき」

 ほとんど期待せず、時間潰しのために観たようなものだが、意外と楽しめる。昨今氾濫する漫画が原作の日本映画を逐一カバーしているわけではないので軽はずみなことは言えないが、たぶんその中では出来としては上位にランクされると思う。とにかく、上手くまとめられていると感じた。...

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「ウインズ」

 (原題:WIND)92年作品。ついこの間まで、世界最大のヨットレース“アメリカズ・カップ”には防衛側が圧倒的に有利なルールが決められてあった。防衛側がヨットを日替りで何隻でも用意できるのに対し、挑戦者側はゲームに使う船は一隻に限定されており、それも自国からレース開催国までそのヨットで航海して来なければならなかったのだ。...

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「孤狼の血」

 確かに、退屈しないで最後までスクリーンに対峙出来たが、現時点での本作の存在意義が認められず、釈然としない気分で劇場を後にした。よく見ればプロットも万全ではなく、高く評価する必要性も無い。要するに、題材とエクステリアが目立っていたというだけの話だろう。...

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