Quantcast
Browsing all 2482 articles
Browse latest View live

「十字砲火」

 (原題:CROSSFIRE )1947年製作のアメリカ映画だが、日本公開は86年である。エリア・カザン監督の「紳士協定」と同時期に作られ、共に反ユダヤ主義をテーマとする内容であったが、本作も人種差別の何たるかを鮮明に暴き出し、強いインパクトを残す。この時期の米映画を代表する力作だ。...

View Article


「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」

 (原題:MANDY...

View Article


「私生活のない女」

 (原題:La Femmes Publique)84年作品。高踏的かつスノッブな作風で、公開当時はあまり良い評価は受けていなかった記憶があるが、私はけっこう好きな作品だ。とにかく、主演の若手女優ヴァレリー・カプリスキーの魅力が圧倒的で、観る者を捻じ伏せてしまう。...

View Article

「アリー スター誕生」

 (原題:A STAR IS BORN)あまり面白いとは思えない。過去何度も映画化されたネタだが、現時点でリメイクする意味が見出せない。アメリカでは主演のレディー・ガガの“復活劇”とシンクロしたヒロイン像が大いにウケたということらしい。だが、彼女にそれほどの思い入れが無い観客にとっては、まるでピンと来ないのでないか。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「沈黙の戦艦」

 (原題:UNDER SIEGE...

View Article


「ぼけますから、よろしくお願いします。」

 いろいろと考えさせられる映画だ。テレビディレクターの信友直子が、年老いた両親の日常を題材に撮り上げたドキュメンタリーで、示唆に富んで納得させられる場面もあれば、疑問点も少なからずある。いずれにしろ、観る価値はある作品だとは思う。...

View Article

「カメレオンマン」

 (原題:ZELIG )84年作品。ウディ・アレンのフィルモグラフィの中では、1,2を争うほど“冗談のキツい”映画である。卓越かつ屈折したキャラクター設定と玄妙な筋書き。そして高いメッセージ性。しかも見事にコメディ映画の枠内に収まっているという、作り手の(良い意味での)意識の高さを見せつけられる。...

View Article

「暗黒街の顔役」

 (原題:SCARFACE)1932年作品。今回私は福岡市総合図書館にある映像ホール“シネラ”での特集上映にて鑑賞した。30年代にはハリウッドでギャング映画が盛んに作られたらしいが、この映画はその代表作とされているものだ。確かに、この時代の映画としてはかなり激しい内容で、見応えがある。監督ハワード・ホークスの手腕には、改めて感服する。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ!」

 86年東宝作品。何と、私は本作を公開当時に劇場で観ているのだ(笑)。もっとも、目当ては断じてこの映画ではなく、同時上映の森田芳光監督「そろばんずく」の方であった(再笑)。ただ、厳密に言えば本作はタイトル通りの“アイドル映画”ではなく、本筋は当時の人気グループであった“おニャン子クラブ”のコンサート会場での爆弾テロ事件をめぐるサスペンス劇だ。...

View Article


「クリード 炎の宿敵」

 (原題:CREED II)上映時間が必要以上に長く、中盤が間延びしてしまうのだが、ラストの処理は長年このシリーズを見続けてきた手練れの映画ファン(←私も含む ^^;)にとって、とても感慨深いものになっている。よって、低めに評価することは出来ない。それどころか、本当に観て良かったと思うほどだ。  前作「クリード...

View Article

「サスペリア PART2」

 (原題:PROFONDO...

View Article

「蜘蛛の巣を払う女」

 (原題:THE GIRL IN THE SPIDER'S WEB)前作「ドラゴン・タトゥーの女」(2011年)よりも面白い。ベストセラーである原作の「ミレニアム」シリーズに接していない観客(←私も含む...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「追いつめられて」

 (原題:No Way Out)87年作品。ペンタゴンを舞台にしているのでポリティカル・サスペンスと思われがちだが、これは下世話なメロドラマに近い。しかし、筋書きは良く練られており、何より“意外な結末ベストテン”(?)にランクイン出来るほどのラストの扱いはインパクトが大きい。観て損のないシャシンだと思う。...

View Article


「チワワちゃん」

 楽しく観ることができた。もっとも、軽佻浮薄なエクステリアに対して拒否反応を示す観客も多いと思うので、幅広くは奨められない。だが、背後にある作者の確固たる視点と主張には共感する。オフビートかつシリアスな青春映画として評価したい。...

View Article

「アイズ」

 (原題:Eyes of Laura Mars)同名の映画が複数あるが、ここで書くのは78年製作のアメリカ映画だ。脚本がジョン・カーペンターなので、映画ファンならばある程度は期待するだろう。しかし、実際は平凡なサスペンス劇。まあ、監督のアーヴィン・カーシュナーの力量を考えると、それも仕方ないと言える。ただし、キャスティングと映像そして音楽にはチェックすべきポイントはあり、その点は納得出来た。...

View Article


「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」

 (原題:REBEL IN THE RYE)J・D・サリンジャーの半生を要領良く紹介しているという意味では、存在価値のある映画だと思う。ただし、私は彼の著作を全然読んでいないし、今のところ読む予定も無い。斯様に題材に対する思い入れは持ち合わせていない以上、映画に関しても“引いた”立場で眺めるしかない。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ナイト・オン・ザ・プラネット」

 (原題:NIGHT ON...

View Article


「天才作家の妻 40年目の真実」

 (原題:THE WIFE)感服した。非凡な題材に、先の読めない展開。見事なラストの扱い。加えて、キャストのパフォーマンスの素晴らしさは観る者を圧倒する。まさしくプロの仕事で、鑑賞後の印象は上々だ。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「合衆国最後の日」

 (原題:Twilight's Last Gleaming)77年作品。骨太の娯楽映画を得意としていたロバート・アルドリッチ監督は、本作のようなポリティカル・スリラーを手掛けても、実に鮮やかに決める。上映時間は2時間半と長いが、息切れすることなく最後まで楽しませてくれる。...

View Article

「デイアンドナイト」

 かなり重量感のある映画だ。“人間の善と悪”というテーマはありふれてはいるが、これを真正面から捉えて有無をも言わせぬ力業で見せきっている。また、我々が現在直面する社会問題を真摯に取り上げていることもポイントが高い。2019年の劈頭を飾る注目作である。...

View Article
Browsing all 2482 articles
Browse latest View live