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Channel: 元・副会長のCinema Days
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初冬の北九州市のオーディオフェア。

 去る11月30日から12月2日に北九州市のJR小倉駅の近くにあるアジア太平洋インポートマートで開催された、第32回九州オーディオ&ビジュアルフェアに足を運んでみた。もっとも、個人的にスケジュールが押していたのでフェア会場にいたのは3時間程度だ。それでも興味を覚えた出品物がいくつかあったので、簡単にリポートしたい。...

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「ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ」

 (原題:SICARIO:DAY OF THE SOLDADO)前作「ボーダーライン」(2015年)は世評は高かったものの、個人的には良い印象を持てなかった。監督の演出の流儀を先行するあまり、各キャラクターの掘り下げが不十分だったからだ。その点この第二作では、平易な題材を正攻法で描いており、演出もオーソドックス。幅広くアピール出来るのは、本作の方だと思う。...

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「ゆりかごを揺らす手」

 (原題:The Hand That Rocks The...

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「ボヘミアン・ラプソディ」

 (原題:BOHEMIAN RHAPSODY...

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「レイズ・ザ・タイタニック」

 (原題:Raise the Titanic )80年作品。ゴールデンラズベリー賞の、栄えある“第一回最低作品賞候補”になったシャシンらしい。ハッキリ言って出来としても凡庸なのだが、日本での公開当時は(他に目ぼしい対抗馬がいなかったためか)正月映画の目玉として扱われ、そこそこヒットしたという“実績”を持つに至っている(苦笑)。...

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「ハード・コア」

 山下敦弘監督作にしては珍しく、ほとんど良いところが無い。とにかく映画の狙いが定まっていない印象を受けた。聞けば漫画の映画化らしいが、もしもストーリーラインが原作を忠実に踏襲しているのならば、映像化しにくい素材を選んだという意味で企画自体に問題があったと言わざるを得ない。...

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「白蛇抄」

 83年作品。主演の小柳ルミ子の大胆演技が評判になり、彼女は本作により日本アカデミー賞の主演女優賞を手にしているが、作品自体は大したことがない。原作になった水上勉の同名小説は読んでいないものの、何やら内容の方向性と監督(伊藤俊也)のスタイルが合っていない印象を受ける。なお、当時製作元の東映が文芸原作に女優たちのエロティシズムを掛け合わせるという、新たな客寄せ戦術を見出していた頃の一本だ。...

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「ギャングース」

 入江悠監督の前作「ビジランテ」(2017年)に比べれば、質的に落ちる。だが、我々が直面する問題を真摯に捉えているという点で、ある程度は評価できる。それどころか、時事ネタをコンスタントに扱っていることは、この作家は現在の邦画界では貴重な存在とも言えるのだ。...

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「ポリス・ストーリー REBORN」

 (原題:机器之血)ジャッキー・チェンの出演作には今まで数多く接してきたが、本作が一番つまらない。もとより60歳をとうに過ぎたジャッキーに、昔のような身体のキレは期待していない。そのことを前提として、脚本と演出を十分に練り上げれば誰が観ても納得出来るアクション編に仕立てることは可能だったはずだ。しかしながらこの映画、作劇がまるで話にならない。観て本当に後悔した。...

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「かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発」

 脚本に不備があるため、評価は出来ない。こういう込み入った設定のホームドラマに説得力を持たせるためには、キャラクターの掘り下げが不可欠だが、本作はそれが十分ではないのだ。ロケ地や素材の面白さはあるのに、もったいない話である。...

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「愛は至高のもの」

 (英題:LOVE IS GOD )2003年インド作品。一般封切はされておらず、私は福岡市総合図書館にある映像ホール“シネラ”での特集上映にて鑑賞した。正直言って、作りや映像は古めかしい。しかしながら、キャストの的確な仕事ぶりとテーマの面白さにより、退屈せずに最後までスクリーンに対峙出来た。本国ではヒットしたというのも頷ける。...

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「青の帰り道」

 筋書きが作為的である点は愉快になれないが、昨今の邦画では少数派と思われる“ラブコメ以外の若者映画(しかも辛口)”として真面目に取り組もうとした姿勢は評価できる。キャストの頑張りも相まって、鑑賞後の印象はそれほど悪いものではない。...

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「斬、」

 やたら暗い画面に、手持ちカメラでの不安定な映像。それだけで開巻早々に観る気が失せた。救いは上映時間が80分と短いこと。もしもこの調子で2時間以上も続けられたら、途中で退場していたところだ。...

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「来る」

 タイトルとは裏腹に、あまり“来ない”シャシンである。とにかく、ホラー映画という触れ込みにも関わらず、ちっとも怖くないのだ。もちろん、作品の狙いが怪奇描写ではなく“別のテーマ”であっても一向に構わない。それが上手く扱われていれば文句は無いのだが、これが中途半端である。結果として要領を得ないままエンドマークを迎え、鑑賞後の印象は芳しいものではない。...

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「パッドマン 5億人の女性を救った男」

 (原題:PADMAN)見事なヒーロー映画だ。もっとも、この主人公はマーヴェルやDCコミックの映画に出てくるキャラクターのように特殊能力は持っていない。あくまでも生身の人間ながら、その業績はまさにヒーロー。しかも実話である。こういう人物が存在している事実を知るだけで、何だか晴れ晴れとした気分になってくる。...

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独断で選んだ2018年映画ベストテン。

 まことに勝手ながら、ここで2018年の個人的な映画ベストテンを発表したいと思う(^^;)。 日本映画の部 第一位 犬猿 第二位 万引き家族 第三位 カメラを止めるな! 第四位 生きてるだけで、愛。 第五位 志乃ちゃんは自分の名前が言えない 第六位 坂道のアポロン 第七位 私の人生なのに 第八位 日日是好日 第九位 泣き虫しょったんの奇跡 第十位 Mr.Long ミスター・ロン 外国映画の部...

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「カー・ウォッシュ」

 (原題:CAR WASH)76年作品。洗車場の一日を追った映画で、何もドラマティックなことは起こらない、淡々としたタッチで進行する。もちろん“何もドラマは無い”というわけではなく、数多い登場人物にはそれぞれの生活やポリシーがあり、時として(個々人にとっての重大な)事件が起きる。ただ、それが映画として面白くなるのかといえば、そうではないのだ。...

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「裸の島」

 昭和35年作品。新藤兼人監督の代表作とされているもので、私は“午前十時の映画祭”にて今回初めてスクリーン上映に接することが出来た。ドラマの設定はなかなか野心的で、当時としてはかなりのインパクトがあったと想像するが、現時点で観てみると随分と無理筋の作劇だということが分かる。時代により印象が異なってくるというのも、映画の宿命なのだろう。...

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「ハンドフル・オブ・ダスト」

 (原題:A Handful of Dust )88年イギリス作品。女性ファンの高い支持を得た「モーリス」(87年)に続くジェームズ・ウィルビィ主演作だが、個人的にはこちらの方が好きである。とにかく、不条理な状況に追い込まれて身悶えするウィルビィが、マゾヒスティックな興趣を呼び込んで圧巻。好き嫌いは分かれると思うが、見応えはある。...

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「メアリーの総て」

 (原題:MARY...

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