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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「タイムカット」

 (原題:TIME CUT)2024年10月よりNetflixから配信されたSF編。タイムリープをネタにしているが、プロットには随分と穴がある。そもそも、設定からして納得出来ない点が散見される。ならば面白くないのかというと、そうでもないのだ。展開はテンポが良くて退屈しないし、キャストも十分機能している。カネ払って映画館で観たら腹も立つだろうが(笑)、テレビ画面だと気軽に付き合える。...

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「国境ナイトクルージング」

 (原題:燃冬 THE BREAKING ICE)手練れの映画ファンならば、ジム・ジャームッシュ監督の代表作「ストレンジャー・ザン・パラダイス」(84年)との共通性を見出すことだろう。もっとも、本作はあの映画のクォリティの高さには及ばないが、それでも十分な訴求力を持ち合わせていると思う。観て損はしない中国=シンガポール合作だ。...

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「八犬伝」

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「ヴェノム ザ・ラストダンス」

 (原題:VENOM: THE LAST DANCE )このシリーズはあまり評判が良くないようなのだが、個人的には嫌いではない。少なくとも、それまでの作品をほとんどチェックしておかないとキャラクターの把握すら難儀になってきた本家「スパイダーマン」よりも、悪役の一人をクローズアップして独立したハナシに持って行ったこちらの方が思い切りが良い。この3作目も最後まで退屈せずに付き合えた。...

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「コルドラへの道」

 (原題:THEY CAME TO CORDURA)1959年作品。西部劇スターとして名を馳せたゲイリー・クーパー主演のウエスタンだが、監督が社会派のロバート・ロッセンということもあり、通常の娯楽映画とは一線を画する含蓄のある内容に仕上がっている。特に、極限状態に置かれた人間の生き様を容赦なく描くあたりは感心した。キャストも万全だ。...

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「ワンダーランド あなたに逢いたくて」

 (英題:WONDERLAND)2024年7月よりNetflixから配信された、近未来を舞台にした韓国作品。どうやら巷の評判はあまりよろしくないようだが、私は気に入った。キャラクター設定と世界観はよく考えられており、少々トリッキィな作劇もエンドマークを迎えてしまえば違和感はあまり無い。存在価値はあるシャシンかと思う。...

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山下清展に行ってきた。

 福岡市中央区天神5丁目にある、福岡県立美術館にて開催されていた「生誕100年 山下清展 百年目の大回想」に足を運んでみた。この孤高の芸術家の、大規模な回顧展だ。実は私は彼の作品を実際に目にするのは初めて。それだけに、とても有意義な体験だった。...

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「本心」

 まるで要領を得ない内容だ。特定のテクノロジーが発展した“別の世界”を描くに当たっては、設定自体の詳説から始めないと話が絵空事になるのだが、本作はそれが成されていない。加えてストーリーがまとまっておらず、散漫な展開が目に付く。奇を衒っただけの珍作であり、存在価値が大してあるとは思えない。...

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「レディ・オア・ノット」

 (原題:READY OR NOT)2019年作品。お手軽なホラー編の佇まいで、普通は映画館での鑑賞対象外である。だが、配信のリストに入っていたので何となくチェックしてみた。結果、特別上等なシャシンではないものの、取り敢えずは退屈せずに最後まで付き合えた。上映時間が95分と短めなのも丁度良い。...

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「アイミタガイ」

 キャストは万全で、皆それぞれの持ち味を発揮させた良い仕事をしている。だが、ストーリーは大して面白くはない。もっとも、この筋立てで満足してしまう観客がけっこういることは確かだろうし、ネット上の評価はわりと良好のようだ。だが私のようなヒネた人間には(笑)、こういう“感動させてやろう”という作り手の意図が表に出てくるシャシンとは、どうも相性が悪い。...

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「異動辞令は音楽隊!」

 2022年作品。観ている最中に、監督で脚本も担当した内田英治はあの愚作「ミッドナイトスワン」(2020年)を手掛けていたことを思い出し、イヤな気分になった。そのことを象徴するように、本作のヴォルテージも低い。設定は実に面白そうなのに、どこをどうすれば斯様なつまらないシャシンに終わってしまうのか、ある意味感心してしまう(呆)。...

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「ルート29」

 快作「こちらあみ子」(2022年)でデビューした森井勇佑監督の第二作ということで大いに期待したが、話にならない内容で落胆した。キャリアの浅い者が、早々と“作家性”とやらを前面に打ち出そうとするケースは少なくないとは思う。しかし、そこをしっかりと制御するのがプロデューサーの役目であるはずだ。今回のケースは、その職務を果たしているようには見えない。とにかく、オススメ出来ない映画だ。...

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「ザ・キラー」

 (原題:THE KILLER)2023年11月よりNetflixから配信。第80回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門出品作であり、どういう出来映えなのかと興味を持って鑑賞に臨んだのだが、どうもパッとしない内容だ。監督のデイヴィッド・フィンチャーはたまに良い仕事をすることがあるものの、概ねあまり信用しておらず、今回も同様だった。...

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「対外秘」

 (英題:THE DEVIL'S DEAL)イ・ウォンテ監督の前作「悪人伝」(2019年)ほどバイオレンス場面は多くはないが、この新作もヴォルテージは高い。作劇には荒っぽいところも見受けられるものの、展開は予測不能で緊迫感があり、エンドマークが出るまで引き込まれてしまう。こういうネタを扱えば、最近の韓国映画は無類の強さを発揮するようだ。...

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江口寿史展に行ってきた。

 先日、福岡市博多区下川端町にある福岡市アジア美術館で開催されていた「江口寿史展 EGUCHI in...

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「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」

 (原題:IVIVA MAESTRO!)とても興味深いドキュメンタリー作品だ。題材になっているのはベネズエラ出身の世界的指揮者グスターボ・ドゥダメルである。ドゥダメルといえば2017年1月のウィーンフィル・ニューイヤーコンサートで指揮を務めたことで有名だが、1981年生まれであり、この世界では若手に属する。...

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「ティアメイカー」

 (原題:FABBRICANTE DI LACRIME)2024年4月よりNetflixから配信されたイタリア製の学園恋愛もの。設定がいかにも“古典的”で最初は面食らったが、屹立するキャラクターとキャストの頑張りで何とか付き合うことが出来、終わり近くにはけっこう盛り上がる。結果として観てそんなに損はしないシャシンかと思った。...

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「グラディエーターⅠⅠ 英雄を呼ぶ声」

 (原題:GLADIATOR...

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ソプラノのリサイタルに行ってきた。

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「山逢いのホテルで」

 (原題:LAISSEZ-MOI )ほとんど共感できない映画であり、ずっと居心地の悪さを感じたままエンドマークを迎えた。登場するキャラクターすべてにリアリティが無く、筋書きも絵空事の域を出ない。どうしてこんな建て付けで映画を作ろうとしたのか不明だ。まあ、上映時間が92分と短いことは救いかもしれない。もしもこの調子で2時間以上も引っ張られたならば、マジで途中退場していた可能性大だ。...

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