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「アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師」

 ひょっとしたら、上田慎一郎監督は快作「カメラを止めるな!」(2017年)を手掛けただけの“一発屋”に終わるのではないかと思うほど、この新作のヴォルテージは低い。とにかく、話の組み立て方が安易に過ぎる。まあ、テレビの2時間ドラマとしてオンエアするのならば笑って済まされるのだろうが、劇場でカネを取って見せるレベルに達しているとは、とても言えない。...

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「東京日和」

 97年作品。去る2024年12月6日に惜しくも世を去った中山美穂の女優としての代表作は何かというと、岩井俊二監督の「Love...

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「正体」

 主役の横浜流星のパフォーマンスはかなり力が入っていて、観ていて引き込まれるものがある。彼のファンならば、まさに至福のひとときを過ごすことが出来よう。今年度の演技賞レースを賑わせるかもしれない。だが、映画の出来が彼の熱演に応えるものだとは、残念ながら言えない。原作である染井為人の同名小説は未読なので、それが本作がどうトレースしているのか分からないが、いずれにしてもあまり上等ではない筋書きだ。...

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「ザ・バイクライダーズ」

 (原題:THE...

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「コール・ミー・ダンサー」

 (原題:CALL ME...

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漫然と選んだ2024年映画ベストテン。

 2024年も終盤になり、まことに勝手ながらここで個人的な年間映画ベストテンを発表したいと思う(^^;)。ただし、すでに封切られてはいるが現時点でまだ観ていない作品もいくつかあるので、年が明ければいくらか変動する可能性はある。そのあたりは御了承願いたい。 日本映画の部 第一位 夜明けのすべて 第二位 PLAY! 勝つとか負けるとかは、どーでもよくて 第三位 侍タイムスリッパー 第四位 違国日記...

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「クレイヴン・ザ・ハンター」

 (原題:KRAVEN THE HUNTER )楽しんで観ることが出来た。一応は少なくない予算を投入したマーベル系の大作だが、俳優組合のストライキの影響で封切りが遅れ、しかもR15指定ということもあり、興行面では比較的不利だったようだ。しかしながら、筋書きにはそれほど瑕疵は無いし、キャストの仕事ぶりも万全であり、これは好評価に値すると思う。...

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「フーリング」

 (原題:FOOLIN' AROUND)80年作品。諸手を挙げて評価するようなシャシンでもないのだが、この頃のアメリカ製娯楽映画のトレンドを象徴したような内容で、一応は記憶に残っている。聞けば本作は日本公開時は別の(ある程度客を呼べそうな)映画の併映だったらしく、配給元もあまり期待していなかった様子なのだが、こういうお手軽な作品が世相を反映しているケースもあったりする。...

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「お坊さまと鉄砲」

 (英題:THE MONK AND THE GUN)脚本も手掛けたパオ・チョニン・ドルジの演出は、長編監督デビュー作「ブータン...

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「モリエール」

 (原題:MOLIERE )78年フランス=イタリア合作。17世紀フランスが生んだ偉大な劇作家モリエールこと、ジャン=バティスト・ポクランの伝記作品だ。オリジナルのテレビドラマ版は約7時間とのことだが、劇場公開されたのは短縮版である。とはいえ、これも235分という長尺であり、元々テレビ用のソフトとは思えない超多額の予算が投入されていることもあって、鑑賞後の満足度はかなり高い。...

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「アイズ・オン・ユー」

 (原題:WOMAN OF THE HOUR )2024年10月よりNetflixから配信されたサスペンス編。本作の注目点は、主演女優のアナ・ケンドリックが初メガホンを取っていることだ。よほどこの映画の題材が気になったと見える。しかしながら、出来は良いとは言い難い。もっともこれは脚本に問題があったのかもしれないが、たとえそうでもウェルメイドに仕上げる余地はあっただろう。...

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「デイ・シフト」

 (原題:DAY SHIIFT)2022年8月よりNetflixから配信されたホラー・コメディ。他愛の無いシャシンなのだが、手を抜かずに真面目に仕上げられているので、けっこう楽しめる。まあ、一応この手の映画には付きもののゴア描写は満載であり、それが苦手な向きには奨められないが、ホラーにある程度の耐性があれば鑑賞後の満足度も低くはないと思われる。...

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「太陽と桃の歌」

 (原題:ALCARRAS)第72回ベルリン国際映画祭で大賞に輝いたヒューマンドラマだが、出来が良いとはとても思えない。もちろん、舞台になっているスペインのカタルーニャ地方の風俗など私は知らないし、ましてやそれに対する映画祭審査委員の思い入れなんか理解の外にある。しかし、それらを差し引いてもアピール度の低さは拭えない。...

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「神は銃弾」

 (原題:GOD IS A BULLET...

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「近頃なぜかチャールストン」

 81年作品。監督は岡本喜八だが、彼の全盛期は60年代か、強いて言えば70年代半ばまでだろう。本作もそれほどアピール度は高くない。同監督のファンで、全作品をチェックしたいと思っている映画ファン以外には、現時点ではあまり奨められないと思う。しかしながら、この年のキネマ旬報ベストテンにはランクインしており、リアルタイムで鑑賞していれば印象は変わったかもしれない。...

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「型破りな教室」

 (英題:RADICAL )とても感銘を受けた。この“問題のある学校が型破りな教師の奮闘により改善に向かう”という設定の学園ドラマは、それこそ昔から多数作られており、題材としては陳腐とも言える。しかし、本作の内容は小賢しい突っ込みを軽く跳ね返すほどの強靱な求心力が確保されているのだ。しかもこれが実話というのだから、驚くしかない。...

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「セキュリティ・チェック」

 (原題:CARRY-ON)2024年12月よりNetflixから配信されたサスペンス編。これは楽しめた。劇場公開しても良いほどのレベルだ。舞台設定とキャラクターの扱いは、レニー・ハーリン監督の「ダイ・ハード2」(90年)との共通性を見出す向きも多いだろう。ただし、本作の筋書きはよりアップ・トゥ・デイトであり、主人公の造型も等身大に近付いている。それだけ訴求力が大きい。...

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「ビーキーパー」

 (原題:THE BEEKEEPER...

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「山の焚火」

 (原題:HOHENFEUER)85年作品。ストーリーだけに着目すればとんでもないインモラルなシロモノであり、単なる怪作として片付けられるところだ。しかし、この舞台設定とキャラクター配置によって、何やら神話の世界のような雰囲気を醸し出している。ヌーボー・シネマ・スイスの旗手として知られるフレディ・M・ムーラーによる作品で、85年のロカルノ国際映画祭にて大賞を獲得している。...

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「366日」

 呆れてしまった。ストーリーが斯様に冴えないシロモノであるにも関わらず、そこそこ名の知れたキャストが集められた上で映画が撮られ、堂々と全国拡大公開されてしまう不思議。そしてこんな低級なシャシンに対して“泣けた”とか“感動した”とかいう評価が少なからず寄せられるという、身も蓋もない事実。これが日本映画およびそれを取り巻く状況の実相かと思うと、とことん憂鬱な気分になってくる。...

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