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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「愛について、東京」

 92年作品。北京からの留学生、方純(呉暁東)は日本で生まれ育った在日中国人二世のアイリン(岡坂あすか←現:黒沢あすか)とひょんなことから知り合い、お互いに強くひかれる。だが、パチンコ屋でイカサマをはたらいた方純は、ヤクザの店長・遠藤(藤岡弘、)に捕らえられ、見逃してもらう代償としてアイリンを遠藤に紹介する。アイリンは遠藤の愛人となり、三人の奇妙な関係が始まる。...

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「ローズの秘密の頁(ページ)」

 (原題:THE SECRET SCRIPTURE)舞台背景はリアルであるにも関わらず、無理筋の展開が目立ち、愉快になれない。先日観た「THE PROMISE 君への誓い」も歴史的バックグラウンドはシビアながら、扱っているネタがメロドラマなので大時代な筋書きも許されたが、本作は正攻法の人間ドラマを狙っていたのだから、もっと脚本を詰めるべきだった。...

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春先のサッカー観戦は辛い(笑)。

 去る3月3日(土)、福岡市博多区の東平尾公園内にある博多の森球技場(レベルファイブスタジアム)にて、サッカーの試合を観戦した。対戦カードはホームのアビスパ福岡と京都サンガF.C.である。...

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「犬猿」

 これは面白い。兄弟姉妹という、一応家族ではあるが親子とは違う、もちろん親戚や友人・知人とも異なる玄妙な関係性を徹底して突っ込んで描き、独自のエンタテインメントに昇華させてしまった作者の着眼点と力量に感服してしまった。...

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「許されざる者」

 (原題:UNFORGIVEN)92年作品。前から何度も言っているが、私はクリント・イーストウッドの監督作品を良いと思ったことは(わずかな例外を除いて)無い。何やら視点の定まらない、雰囲気だけに終わっている映画ばかりで、何が言いたいのか、作家としてのアイデンティティはどこにあるのか、まるで不明確。...

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「サニー/32」

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AIに映画評論は可能か?

 最近、さまざまなメディアで人工知能(AI)というワードを目にすることが多くなってきた。個人的には、AIがプロの囲碁棋士を打ち破ったことが印象に残っている。一応私は囲碁の(自称...

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「レオン」

 ベタな設定のお手軽なドタバタ劇なから、意外にも楽しめた。どんなに題材が陳腐でも、脚本やキャスティング等に手を抜かずにキッチリとやれば良い結果に繋がる。1時間40分と上映時間が短めなのもポイントが高い。...

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「バイオレント・サタデー」

 (原題:THE OSTERMAN WEEKEND)83年作品。巨匠サム・ペキンパー監督の最後の映画なのだが、どうにも気勢が上がらない内容だ。前作「コンボイ」(78年)から長いインターバルがあるのは、スタジオ内での同監督の狼藉三昧が問題になったため、一時的に干されたためらしい。とはいえ、それまでコンスタントに撮り続けていた作家が仕事が出来ない状態に置かれると、腕は鈍るという見方も出来るだろう。...

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「ザ・シークレットマン」

 (原題:MARK FELT:THE MAN WHO BROUGHT DOWN THE WHITE HOUSE)見応えのあるポリティカル・サスペンスだ。ウォーターゲート事件自体はよく知られているとはいえ、重要な役割を果たした当局側の人物に関して深く描かれた作品が今まで無かったこともあり、興味深く最後までスクリーンに対峙することが出来た。...

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「青春神話」

 (英題:Rebels of the Neon Gold...

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「ハッピーエンド」

 (原題:HAPPY END )観る前は、ミヒャエル・ハネケ監督がタイトル通りの“ハッピーエンド”の映画なんか撮るわけがなく、この題名は単なる皮肉だろうと思っていた。しかし、終わってみればこの監督には珍しく甘口の描写が目立つことが分かる。もちろん、内容はフツーの映画に比べると激辛なのだが、ハネケの考える“ハッピーエンド”とはこういうものだと得心した次第だ。...

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「迷走地図」

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「シェイプ・オブ・ウォーター」

 (原題:THE SHAPE OF WATER)生理的に受け付けない映画だ。あのクリーチャー造型のヌメヌメした質感や生態を見せつけられた時点で、早々に劇場を後にしたくなる。だが、こんな個人的な好悪のレベルを別にしても、本作のクォリティは及第点には程遠い。ハッキリ言って、よくこんな穴だらけの筋書きで各種アワードを獲得したものだと思う。...

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「ラブレター」

 81年作品。にっかつがロマンポルノ10周年記念として製作したもので、スタッフ・キャスト共、成人映画ではなく主に一般映画の枠から起用されている。そのためポルノ映画としてのテイストが薄く、効果的な宣伝も相まって普段は成人映画館に足を運ばない観客を動員し、異例のヒット作になったということだ。だが、出来自体は褒められるレベルには達していない。...

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「ブラックパンサー」

 (原題:BLACK PANTHER )特に高評価するような映画ではないが、ストーリーが破綻していないのは有り難い。最近は脚本のイロハも分かっていないような雑な筋書きのシャシンが幅を利かせ、それをまた不必要に褒める向きもあったりして脱力することが少なからずあるが、本作のように肩の凝らない娯楽映画であっても話の組み立てに無理がない事例に接すると、思わずホッとしてしまう。...

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FOCALのスピーカーを聴いてみた。

 先日、ディーラーにてFOCALのスピーカーを試聴したのでリポートしたい。FOCALは79年設立。フランスのロアール県にあるサンテティエンヌを本拠地に、商品開発はもちろん、ユニットから筐体まですべて自社製造しているという“メイド・イン・フランス”を地で行く大手メーカーだ。今回聴くことができたのは、同社が2017年秋に発表したフロアスタンディング型のScala Utopia Evoである。...

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「ナチュラルウーマン」

 (原題:UNA MUJER FANTASTICA)ヒリヒリとした感触を持つ辛口の映画ながら、求心力は高い。マイノリティに対する風当たりの強さを社会批判的に描きつつ、最終的に印象に残るのは主人公の凛とした存在感だ。観て良かったと思える佳編である。...

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「トイズ」

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「素敵なダイナマイトスキャンダル」

 さっぱり面白くない。別に、これ見よがしのケレンに走るのはダメだという決まりは無いが、出してくるモチーフの大半がツボから“外れて”しまっては、笑うに笑えない。盛り上がりも無ければキャラクターの掘り下げも浅く、眠気を堪えて2時間以上もスクリーンに向き合うのは、正直苦痛であった。...

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