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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「めぐりあう時間たち」

 (原題:The Hours )2002年作品。ニコール・キッドマンにアカデミー主演女優賞をもたらした映画。また第53回ベルリン国際映画祭ではキッドマンとジュリアン・ムーア、メリル・ストリープを含む3人が銀熊賞を共同受賞している。...

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「弁護人」

 (英題:THE ATTORNEY)実に見応えのある映画で、鑑賞後の満足感は高い。しかし、本作が実在の有名人の言動を基にしているという事実は、何とも複雑な気分にさせられる。しかもその人物がそれからどういう人生を送ったのか、それが明らかになっている現状では、モヤモヤ感は増すばかり。評価の難しいシャシンだと思う。...

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「トゥルー・クライム」

 (原題:True...

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「こころに剣士を」

 (原題:THE FENCER)期待していなかったが、とても良かった。歴史物にスポ根路線を合わせたような映画は過去にも存在したが、本作は時代背景と題材の珍しさ、そして余計なケレンを廃した静かな演出により、独自の魅力を獲得している。抑えたタッチでありながら、ストーリーは起伏に富んでいるのも面白い。...

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「四十二番街」

 (原題:42nd Street )1933年ワーナー・ブラザーズ作品。ハリウッド製ミュージカル映画の嚆矢として知られる作品だが、私は福岡市総合図書館の映像ホールにおける特集上映で、今回初めて観ることが出来た。映画としては時代を感じさせるほどの脱力系のドラマ運びながら、ラスト15分間のミュージカル場面の盛り上がりは目覚ましく、個人的には観て良かったと思っている。...

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「太陽は夜も輝く」

 (原題:IL SOLE ANCHE DI NOTTE)90年イタリア作品。監督はパオロ&ヴィットリオのタヴィアーニ兄弟だが、カンヌ国際映画祭で大賞を獲得した「父/パードレ・パドローネ」(77年)を撮った後は、彼らは長らくスランプに陥っていたと思う(巷の評判が良かった87年製作の「グッドモーニング・バビロン!」も個人的には評価しない)。本作もそれを示すかのような冴えない出来である。...

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「私の少女時代 OUR TIMES」

 (原題:我的少女時代 Our Times)内容の割には上映時間は長いし、ドラマ展開は冗長で余計なシーンも散見されるのだが、年甲斐もなく“胸キュン”してしまうところも多々あり(大笑)、見終わっての印象は良好だ。最近観た「若葉のころ」や「共犯」等の出来の良さも考え合わせると、台湾製の青春ドラマというのは、侮れないレベルに達しているのではないだろうか。...

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「キンダガートン・コップ」

 (原題:KINDERGARTEN COP)90年作品。大柄なタフガイが幼稚園児にキリキリ舞いさせられるという設定だけで、すでにギャグの基本が出来上がっている。しかも主演はアーノルド・シュワルツェネッガーで、役柄は刑事だ。そのシチュエーションならばいくらでも笑いのネタが提供でき、作品の失敗は回避されたようなものである。...

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「ヒトラーの忘れもの」

 (原題:LAND OF MINE)乱暴な言い方かもしれないが、本作に似ている映画を挙げるとすれば、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の「恐怖の報酬」(53年)だと思う。いつ地雷が爆発するか分からない恐怖そして緊迫感が全編に横溢しており、ハイレベルのサスペンス空間を創出する。とにかく、見応えたっぷりの秀作だと思う。...

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「てなもんやコネクション」

 90年作品。何とも珍妙なタイトルだが、実際に観てみると見事に“てなもんや”の部分と“コネクション”のパートが存在し、それが融合していることに驚き笑ってしまう。脚本家でもある宇野イサムの原作を映画化したのは山本政志監督で、彼のフィルモグラフィの中でも大きな存在感を見せる快作だ。...

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「疾風スプリンター」

 (原題:破風 To the Fore)何やら連続テレビドラマの総集編を見ているような感じだ。フィルム撮りではなく、いかにもデジカムで間に合わせたような、奥行きの無い平板な画面がそれを強調する。上映時間が長すぎるのも愉快になれない。ただし、香港のアクション派の最右翼であるダンテ・ラム監督の持ち味は出ていると思う。その意味では観る価値はあるかもしれない。...

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「あずみ」

 2003年作品。戦国時代、母を失い孤児となった少女・あずみが刺客の養成所に入れられ、過酷な運命をたどる様子を描く。小山ゆうによる同名コミックの映画化だ。...

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バスケットボールの試合を観戦した。

 去る1月29日、プロバスケットボールの試合を見に行った。対戦カードは地元チームのライジングゼファーフクオカと、愛知県の豊田合成スコーピオンズである。2016年に発足したプロリーグ(Bリーグ)のゲームであるが、両チームとも三部リーグ(B3)に属している。なお、私はプロバスケットボールの試合を実際に観戦するのは初めてだ。...

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「ネオン・デーモン」

 (原題:THE NEON DEMON)単に“小手先のギミック”を漫然と積み重ねているだけで、何ら求心力を持ち得ていない。デンマーク出身のニコラス・ウィンディング・レフン監督は「ドライヴ」(2011年)や「オンリー・ゴッド」(2013年)で高い評価を受けたらしいが、私は同監督の作品を観るのは初めてだ。しかしながら、このレベルならば大した作家ではないと感じる。...

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「訴訟」

 (原題:CLASS ACTION)91年作品。一流自動車会社の重大な不手際という題材は、とてもハードで興味深い。しかしあまりにも予定調和の面が出すぎていて、諸手を挙げての評価は差し控えたいと思う。...

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「牝猫たち」

 面白くない。アップ・トゥ・デートな題材を要領よく集めたつもりだろうが、どれもが消化不良に終わっている。現役の監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける“日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の第三弾。監督は白石和彌だが、「日本で一番悪い奴ら」(2016年)で見せたパワフルなタッチは影を潜め、何やら煮え切らない仕事ぶりだ。...

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「鏡の女たち」

 2002年作品。お膳立ては大仰だが、語り口の巧みさで見せきっている。この頃の日本映画の収穫であることは間違いないだろう。...

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「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

 (原題:EYE IN THE SKY)ワンシチュエーションの映画だが、練られた筋書きと畳み掛けるような演出により、見応えのあるシャシンに仕上がった。もちろん、取り上げられた題材の重大性も如何なくクローズアップされており、なかなかの力作だと思う。...

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「ケアフル」

 (原題:CAREFUL )92年カナダ作品。日本未公開で、私は第5回の東京国際映画祭で観ている。監督のガイ・マディンは「ギムリ・ホスピタル」(88年)や「アークエンジェル」(90年)を手掛けているが(どちらも未見)、主に短編映画の分野で活動しているらしい。...

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「ザ・コンサルタント」

 (原題:THE ACCOUNTANT)話の組み立て方は悪くないし、観ている間は(ラストを除いて)退屈しないが、鑑賞後には内容を忘れるのも早い。これはひとえに、単なる活劇編を超えるようなモチーフを提示出来ていないからだ。しかも“何とか新味を出してやろう”という思いが前面に出ているものの、それが上手く達成されていない結果を突きつけられると、何ともやるせない気分になってくる。...

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