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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「続・深夜食堂」

 前回と同じく3つのエピソードから成るが、そのうち最後のパートだけは好きになれない。聞けばこの部分だけ原作(安倍夜郎によるコミック)と離れた映画オリジナルらしく、違和感を覚えたのはそのせいかもしれないが、いずれにしても鑑賞後の印象は格別とは言い難いのには困った。...

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「イン・ザ・ベッドルーム」

 (原題:In the Bedroom)2001年作品。これと近い映画はロバート・レッドフォードの監督デビュー作「普通の人々」(80年)であろう。ただし、いくら意欲作とはいえ、しょせんはブルジョア家庭の微妙な鬱屈を小綺麗に追っただけのレッドフォード作品に比べ、この映画は真に切迫している。...

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「PK」

 (原題:PK)全然ピンと来ない映画だった。その理由は明らかで、当方、宗教ネタとは縁遠いからである。特に一神教とは相容れない。生憎こちらは八百万の神々が存在する国の住人だ。どの神が絶対的に正しいかどうかなんてのは、まるで興味なし。だから救い主を求めて主人公がいくら奮闘しようとも、観ているこちらには響くものがない。...

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「公共の敵」

 (英題:Public Enemy)2001年韓国作品。日本では一般公開はされておらず、私は第16回の福岡アジア映画祭で観た。元ボクシング選手のハミ出し刑事と、連続殺人犯の顔を持つエリート金融マンとの壮絶な闘いを描くカン・ウソク監督作。かなり面白い。こういうシャシンに出会えることも映画祭の醍醐味だと思う。...

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「いきなり先生になったボクが彼女に恋をした」

 全く期待していなかったので、たとえ締まらない内容でも大して腹は立たない。それどころか、あまり退屈しないで最後まで観ることが出来た。昔のプログラム・ピクチュア、または2本立て公開のメインでない方の作品だと割り切れば、スクリーンに対峙していてもストレスは無い。...

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「モ’・ベター・ブルース」

 (原題:MO' BETTER...

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「聖の青春」

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「ミョンジャ・明子・ソーニャ」

 (英題:Myong-Ja Akiko...

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「アズミ・ハルコは行方不明」

 2016年に公開された日本映画の中では、前田司郎監督の「ふきげんな過去」と並んで最も不愉快極まりないシャシンだ。こういうクズみたいな題材を取り上げたプロデューサー、嬉々としてカメラをぶん回している監督、全国拡大公開させてしまった配給元、みんなまとめてゴミ箱に放り込んでやりたい。...

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「ダークマン」

 (原題:DARKMAN )90年作品。サム・ライミ監督によるヒーロー物といえば「スパイダーマン」三部作を挙げる向きが多いだろうが、彼のヒーロー映画の代表作は、間違いなく本作だと思う。アメコミの原作に準拠しないオリジナル・キャラクターで、彼のオタク趣味が十分に発揮されていると言って良い出来だ。...

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「ジムノペディに乱れる」

 やっぱり行定勲は三流の監督だ。日活の成人映画の輝けるブランド“ロマンポルノ”の45周年を記念し、現役の監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける“日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の第一弾だが、この注目企画の一翼を担いながら低調な仕事ぶりしか見せられないこの演出家には、早々にレッドカードを突きつけるべきだと思う。...

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ONKYOのスピーカーの上位機を聴いてみた。

 去る12月9日から11日に渡って、北九州市のJR小倉駅の近くにあるアジア太平洋インポートマートで開催された、第30回九州オーディオ&ビジュアルフェアに足を運んでみた。・・・・とはいっても当地には別の用事があって行ったのであり、フェア会場には1時間程度しかいなかったので総体的なリポートなど出来るはずもないが、印象に残った点をひとつ挙げてみたい。...

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「ヤング・アインシュタイン」

 (原題:YOUNG...

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「この世界の片隅に」

 とても感銘を受けた。原作が長いせいか食い足りない箇所も散見されるが、全体的に技巧面はもとより物語の求心力が高いレベルで発揮されており、観る者を圧倒する。今年度の国産アニメーション映画の収穫は、「君の名は。」のようなお子様向け番組では断じてなく、本作である。...

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博多駅前広場のイルミネーション。

 先日行われた職場の忘年会が意外と早い時間で終わり、その帰りにJR博多駅前のイルミネーションを見に行った。もっとも勤務先がこの駅の近くなので何度も目にしてはいるのだが、じっくりと見るヒマなんてない。それだけに、余裕を持って見物する機会を得たことはけっこう有り難かった。...

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「安城家の舞踏会」

 昭和22年松竹作品。私は福岡市総合図書館の映像ホールにおける特集上映で、今回初めて観ることが出来た。華族の没落を通して、人間の内面の弱さを突き詰める吉村公三郎監督作。実に見応えのある映画で、イタリアのルキノ・ヴィスコンティ監督の諸作に通じるような美意識が横溢している。この年のキネマ旬報誌のベストワン作品でもある。...

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「ハムレット」

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「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

 (原題:ROGUE ONE )別に観なくてもいい映画である。製作意図が不謹慎とも言えるもので、中身も弱体気味。特にキャラクター設定の練り上げ不足は如何ともし難く、ドラマがちっとも盛り上がらない。ストーリー自体も面白くなく、ホメるべき箇所が見つからないという、何とも困ったシャシンだ。...

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漫然と選んだ2016年ベストテン(^^;)。

 年の瀬になり、まことに勝手ながらここで2016年の個人的な映画ベストテンを発表したい。 日本映画の部 第一位 この世界の片隅に 第二位 海よりもまだ深く 第三位 オーバー・フェンス 第四位 家族はつらいよ 第五位 シン・ゴジラ 第六位 ヤクザと憲法 第七位 何者 第八位 蜜のあわれ 第九位 葛城事件 第十位 ひそひそ星 外国映画の部 第一位 マネー・ショート 華麗なる大逆転 第二位 最愛の子...

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「風に濡れた女」

 映画としてはつまらないのだが、主演女優の存在感により何とか最後まで観ていられた。現役の監督たちが新作ロマンポルノを手掛ける“日活ロマンポルノ・リブート・プロジェクト”の第二弾で、監督は塩田明彦。若手俳優の扱いには定評のある同監督の持ち味は、ここでも何とか発揮されている。...

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