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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「ルーム」

 (原題:ROOM)あまりにも薄味で突っ込み不足。手応えが無さすぎる。本来描くべきポイントは手抜きされ、作者が描きたいと思っていたであろう部分は言葉足らずのために説得力を欠く。聞けばいくつかの映画賞を獲得しているらしいが、その高評価もにわかに信じがたい。...

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「スピード」

 (原題:SPEED )94年作品。ヒットした映画で、ストーリーを詳述する必要もないだろう。主演のキアヌ・リーヴスとサンドラ・ブロックが一躍有名スターの仲間入りをした作品としても知られるが、今から思い起こすと、それよりもカメラマン出身のヤン・デ・ボン監督の個性が目立っていた映画だと思う。  カメラマン出身ということもあるのだろうが、台詞に頼らずに映像だけ...

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「グランドフィナーレ」

 (原題:YOUTH )ラストで響き渡る主題歌「シンプル・ソング」は素晴らしい。曲調はもちろん、ソプラノのスミ・ジョーとヴァイオリンのヴィクトリア・ムローヴァという一流プレーヤーを配した演奏陣のパフォーマンスは、まさに音楽の持つ力を底の底まで掘り下げ、鮮烈な感動を観る者に与える。しかし、この映画で良かったのはこのパートだけなのだ。あとは観る価値は無い。...

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「達磨はなぜ東へ行ったのか」

 (英題:Why Did Bobhi Djarma Go East?...

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「リップヴァンウィンクルの花嫁」

 岩井俊二監督の衰えが如実に感じられる一作。卓越したインスピレーションも技巧面の非凡さも見当たらず、小綺麗だが微温的な画像が延々3時間も流れるだけ。何のために撮ったのか分からないシャシンだが、製作側としてはたぶん“岩井ブランド”には今でも一定の商品価値があると踏んでゴーサインを出したのだろう。...

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「ロング・ウォーク・ホーム」

 (原題:THE LONG WALK HOME)94年作品。公民権法が制定される前のアメリカ南部を舞台にしたドラマでは、テイト・テイラー監督の「ヘルプ 心がつなぐストーリー」(2011年)には及ばない。しかし、本作もそれなりのレベルは維持しており、丁寧な演出も相まって、観て損の無い出来に仕上がっている。...

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「アイアムアヒーロー」

 作りが下手だ。面白くなりそうなモチーフは早々に捨て去られ、あとは過去のゾンビ映画のネタを堂々と流用。脚本も穴だらけだ。いくらお手軽なパニック・ホラー編とはいえ、もうちょっとマジメに撮って欲しいものである。...

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SOULNOTEのアンプA-1を試聴した。

 先日、今年(2016年)リリースされたSOULNOTEのプリメイン型アンプA-1に触れることが出来たのでリポートしたい。...

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「スポットライト 世紀のスクープ」

 (原題:Spotlight )全然ピンと来ない映画である。いくら新聞記者を主人公に据えてジャーナリズムの役割を問う骨太な内容であるとはいっても、日本人になじみの薄い宗教ネタ。しかも、扱われている出来事が明るみになった後も、何がどう変わったのかほとんど説明されていない。いきおい“ユダヤ系勢力(ハリウッド)がカトリックを糾弾しただけの映画”というような、穿った見方も真実味を帯びてくる。...

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「ダンシング・ヒーロー」

 (原題:STRICTLY BALLROOM )92年オーストラリア作品。「ムーラン・ルージュ」(2001年)や「華麗なるギャツビー」(2013年)などで知られるバズ・ラーマン監督のデビュー作にして最良作だ。1時間半の上映時間の中に、娯楽映画の粋が集められており、鑑賞後の満足感は高い。...

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「レヴェナント:蘇えりし者」

 (原題:The Revenant)本作で念願のオスカーを獲得したレオナルド・ディカプリオの演技は、確かに見応えがある。また、エマニュエル・ルベツキのカメラが捉えた厳しくも美しい自然の風景は、高く評価されてしかるべきだ。しかし、その2点を除けばこの映画は大して上等だとは思えない。無駄に長い上映時間も含めて、マイナス要因が多すぎる。...

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「第13回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

 去る4月29日から5月1日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。このイベントは3月末に行われることが多いのだが、今回はちょうどその時分に他の地区でオーディオフェアが開催されていたためか、大型連休中に開かれる運びになったらしい。...

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「第13回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

 前回のアーティクルではこのイベントに対する苦言に終始してしまったが、あまりネガティヴなことばかり書くのも何なので、印象に残った製品について述べてみたい。  英国KEF社が昨年(2015年)リリースしたスピーカーBlade...

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「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」

 (原題:Captain America:Civil War )設定が実に興味深い。最近ヒーローの頭数ばかりが増えてきたアメコミの映画化作品群の中にあって、新味を出すために仲間同士の内ゲバをやらかそうという思い切った手法を採用。聞けばこれは原作に網羅されているネタらしいが、映画としてはあまり前例の無い試みで、かなり盛り上がる。  基本的なストーリーは2015年に公開された「アベンジャーズ...

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平戸に行ってみた。

 日帰りで長崎県平戸市に行ってきた。私は長崎市に住んでいたことがあり、また出張などでよく長崎県内に足を運ぶ機会があるのだが、平戸を訪れたのは初めてだ。同市は県北部の北松浦半島の北西端の地域および同半島と平戸瀬戸を挟んで西向かいにある平戸島などを主な市域にしており、古くから大陸やヨーロッパとの交易で栄えていた土地だ。...

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「ヒーローマニア -生活-」

 面白くなりそうなネタは扱っているが、如何せん作り手の技量が限りなく低レベルで、つまらない出来に終わっている。今の日本映画界には、いくら原作が漫画とはいえ話が荒唐無稽だからいい加減に作っても良いと勘違いしている手合いが存在することを、改めて痛感する。...

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アビスパ、やっとホームで1勝。

 去る5月14日(土)に、福岡市博多区の東平尾公園内にある博多の森球技場(レベルファイブスタジアム)にて、サッカーの試合を観戦した。対戦カードはホームのアビスパ福岡と湘南ベルマーレである。...

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「孤独のススメ」

 (原題:Matterhorn)出来としては“中の中”といったところ。おおむね感触は良好だが、日本人には馴染みが薄い宗教ネタが作劇の大半を占めるので、理解できたとは言い難い。ある程度“こういうものだ”と割り切って観ないと、素直に対峙するのは無理があると思う。...

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「フライド・グリーン・トマト」

 (原題:FRIED GREEN...

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「山河ノスタルジア」

 (原題:山河故人)面白いとは思えない。この監督(ジャ・ジャンクー)がこれまでの作品とは異なる新たな展開を示そうとして、余計に気負い過ぎたのだろう。とにかく、筋書きや映像がサマになっておらず、作り手の思いだけが空回りしているように見える。...

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