Quantcast
Channel: 元・副会長のCinema Days
Browsing all 2422 articles
Browse latest View live

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「誘拐報道」

 82年作品。一本の映画の中で“とても優れている部分”と“つまらない部分”が等間隔で並んでいるという、興味深い光景が見られる。ただしその“優れている部分”があまりにも上質なので、全体的な点数は悪くない。いずれにしろ、製作主体の意向と作家性との齟齬が生じるとこのような映画が出来上がるという好例であろう。...

View Article


「完全なるチェックメイト」

 (原題:Pawn Sacrifice)愛嬌のない映画だ。突出した才能を持った主人公が奇行に走る様子を、何の工夫もなく漫然と追っただけ。しかも、題材がチェスという日本人にはあまり馴染みのないものであり、その点でも採点を割り引かざるを得ない。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「四万十川」

 91年作品。笹山久三原作の自伝的小説「四万十川」の映画化である。監督は久しぶりの恩地日出夫で、時は高度成長を目前にした昭和30年代前半、四国・四万十川のほとりに住む主人公の篤義少年を中心に、家族の絆、愛する人たちとの別れを綴っている。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「禁じられた歌声」

 (原題:TIMBUKTU)少しも面白くない。1時間40分ほどの上映時間だが、とてつもなく長く感じられ、眠気さえ催してしまう。世評は高く、2015年のセザール賞でも作品賞をはじめ7部門を獲得したらしいが、そんなことが信じられないほど低調な展開に終始。正直、観たことを後悔するようなシャシンだった。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「四月の魚 ポワソンダブリル」

 86年作品。大林宣彦の監督作は出来不出来の差が途轍もなく大きいが、本作はダメな部類に入る。しかしながら、単なる駄作として片付けるには、妙な存在感がありすぎる。つまりは“珍作”ということになるのだろうか。完成から公開まで1年半もかかったのは、配給側も作品の位置付けが分からずに逡巡したことが想像出来る。...

View Article


「ベテラン」

 (英題:Veteran )映画の出来よりも、この作品が韓国で歴代3位の大ヒットを記録したという、その背景の方が興味深い。映画の質と興行収入の多寡が一致するとは限らないことは周知の事実であり、ヒットするには何らかの“イベント性”が必要になってくるが、本作ほどそれが明確に示されている例も珍しいと思う。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「アトランティス」

...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「スター・ウォーズ フォースの覚醒」

 (原題:STAR WARS:THE FORCE AWAKENS )大して面白くもないが、欠点をあれこれと指摘するのも意味が無いように思う。この作品自体がひとつの“アトラクション”であり、映画としての出来を批評するようなシロモノではない。製作元がディズニーになったことも、そのことを裏付けている。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ホワイト・バッジ」

 (英題:WHITE BADGE...

View Article


「クリード チャンプを継ぐ男」

 (原題:CREED )長年「ロッキー」シリーズに付き合ってきた手練れの映画ファンならば、文句なく評価するであろう快作だ。ただし正直言ってこのシリーズは全て出来が良かったわけではない。オスカーを獲得した第一作こそ幅広い支持を集めたが、その後は無理筋の御膳立てが散見され、パート4に至っては“怪作”扱いだ。しかし、それらを肯定的に受け入れた上で、また新しいストーリーを刻もうとする、その心意気が嬉しい。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ハンガー」

 (原題:The Hunger)83年イギリス作品。先日惜しまれつつも世を去ったデイヴィッド・ボウイは、映画にも何本か出演していた。本作はその中でもカルト的な人気を博しており、今観てもその独特の魅力は失われていないと思う。...

View Article

「アンジェリカの微笑み」

 (原題:O ESTRANHO CASO DE ANGELICA )退屈な映画だ。ほめている評論家は多く、2015年のキネマ旬報ベスト・テン洋画部門の第3位にランクインしているが、正直言ってどこが良いのか分からない。筋書きも各キャストの演技も全然ピンと来ず、上映中は眠気との戦いに終始してしまった。とっとと忘れたいシャシンである。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「アルカトラズからの脱出」

 (原題:Escape from Alcatraz)79年作品。娯楽活劇の名手であったドン・シーゲル監督の代表作であるばかりではなく、演技者としてのクリント・イーストウッドの大きな実績のひとつでもある。決して観て損は無い快作だ。...

View Article


「ブリッジ・オブ・スパイ」

 (原題:BRIDGE OF SPIES )呆れるほどつまらない。もとよりスピルバーグに登場人物の内面なんか描けるわけもないが、コーエン兄弟が脚本担当ということで少しはカバーされているのかと思っていた。しかしそれは大間違いだったのだ。とにかく、ドラマとして何の盛り上がりも無いまま2時間20分の長丁場に付き合わされるのは、観る側としてはいい面の皮である。...

View Article

「美しき諍い女」

 (原題:La Belle Noiseuse...

View Article


「メモリーズ 追憶の剣」

 (英題:Memories of the Sword )主演のキム・ゴウンとかいう女優がダメだ。とにかくルックスが冴えない。呆れるほどの不美人である。ならば演技が上手いのかというとそうでもなく、一本調子で表情も乏しい。彼女がスクリーンの真ん中に出てきた時点で、鑑賞意欲が大いに減退する。かつては上玉の女優が揃っていた韓国映画界も、30歳以下にはロクな人材が育っていないようだ。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「爆(BAKU)!」

 92年日本ビクター作品。「四月怪談」(88年)や「バタアシ金魚」(89年)などに続く、日本ビクターの新人映像作家シリーズの中の一作。監督はビジネス・ジャンプ映像大賞等に入賞し、これが商用映画デビューとなった吉原健一だ。...

View Article


Image may be NSFW.
Clik here to view.

「ブラック・スキャンダル」

 (原題:Black Mass)盛り上がらないままエンドマークを迎える。先日観た「ブリッジ・オブ・スパイ」と同様、実話なのだから納得しろと言わんばかりの開き直りが愉快になれない。実録物だろうとフィクションだろうと、観客を楽しませる仕掛けが不可欠であるはずだ。...

View Article

Image may be NSFW.
Clik here to view.

「8人の女たち」

 (原題:8 Femmes)2002年フランス作品。小粋で楽しいミュージカル映画だ。フランソワ・オゾン監督も、このようなタイプの作品をコンスタントに発表してくれれば、一般的な知名度もアップするのではないかと思ったものだ。...

View Article

「の・ようなもの のようなもの」

 楽しめた。もっとも、本作単体では平凡な出来だ。しかしながら、この映画の前作である森田芳光監督の「の・ようなもの」(81年)との関連性を加味すると、こちらも採点は甘くなる。35年前に「の・ようなもの」を観たときの思い出がよみがえってきて、柄にも無くノスタルジックな気分に浸ってしまった(笑)。...

View Article
Browsing all 2422 articles
Browse latest View live