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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「推定無罪」

 (原題:PRESUMED INNOCENT )90年作品。アラン・J・パクラ監督作としては全盛期の「コールガール」(71年)や「大統領の陰謀」(76年)等と比べると、本作はレベルダウンしている。ただしキャストの頑張りによって、観て損は無い映画には仕上がっている。ストーリー設定も面白い。...

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「俳優 亀岡拓次」

 実につまらない。娯楽性が著しく欠如した作者の自己満足を延々と全面展開してもらっては、観る側は盛り下がるばかりだ。主演の安田顕に対して強い思い入れのある観客以外は、チェックする必要は無いと思う。...

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「タクシー・ブルース」

 (原題:TAXI BLUES)90年ソビエト作品。ペレストロイカが進められていたソ連で作られているが、当時の状況及びその後のロシア社会の予想図を如実に伝えているという意味で、実に興味深い映画だ。政治体制の改革運動が必ずしも人心を良い方向に導かないことを、ヴィヴィッドに描き出している。...

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「ヤクザと憲法」

 観る価値は十分にある注目作だ。ヤクザと人権問題に迫ったドキュメンタリー作品という触れ込みだが、それよりもヤクザを取り巻く環境、ひいては我々が住む社会の問題点をあぶり出している点が出色である。そもそもヤクザに“人権”があるのかどうかという、身も蓋も無い極論を軽く粉砕してしまうほどの重量感が、この映画にはある。...

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「新選組始末記」

 昭和38年作品。この頃の大映によるプログラム・ピクチュアの質の高さが如実に感じられる映画だ。当時こういうレベルの作品群に観客は常時接することが出来たのだと思うと、何と映画ファンにとって良い時代だったのかと感心してしまう。...

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「猫なんかよんでもこない。」

 猫の映像以外には、何ら見るべきものがない映画だ。確かに猫好きにはたまらない作品だと思う。しかし、あいにく私は猫には興味はない(ちなみに、犬にも興味はない。要するに動物にはとんと縁が無い ^^;)。だから、いくら猫が可愛い仕草をしても、映画自体の出来の悪さもそれで笑って許すような気にはなれないのだ。...

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「ジェイコブス・ラダー」

 (原題:JACOB'S LADDER)90年作品。エイドリアン・ライン監督は80年代から90年代初頭まで話題作を連発したが、今世紀に入ってめっきり仕事も減り、長らく開店休業状態に追い込まれていた。やはり、スタイリッシュな“外観のみ”を売り物にする作家は賞味期限が短いのであろう。本作は彼の脂の乗りきっていた時期に撮られており、最後まで飽きさせない求心力は感じられる仕上がりだ。...

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民主党は馬鹿の集まりか?

 去る2月17日、民主党の幹事長の枝野幸男は“消費税率の10%への引き上げについて、軽減税率が導入された場合や衆議院議員の定数削減が実施されない場合には反対する”という考えを示したらしい。また“消費税率の引き上げ前には低所得者対策を十分に行う、それから社会保障の充実、定数削減をセットで行うべきである”とも述べたとか。...

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「キャロル」

 (原題:Carol )確かに“見た目”のクォリティは高く、世間の評判も良いが、私は大した映画だとは思わない。この映画にはラヴ・ストーリーにおける最重要ポイントが存在せず、それ故に鑑賞後の印象は実に希薄だ。第68回カンヌ国際映画祭では観客受けこそ良かったらしいが、結局は女優賞以外の賞を取れなかった理由はそこにあると思う。...

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「ソープディッシュ」

 (原題:SOAPDISH)91年作品。スペインのペドロ・アルモドヴァル監督作に対するアメリカからの“回答”みたいな映画である。内容もひたすらキッチュで悪意がこもっており、アルモドヴァル作品よりも面白いぐらいだ。何となく平凡な作風が印象付けられるマイケル・ホフマン監督も、今回に限っては随分とハジけている。やれば出来るのだ(笑)。...

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「最愛の子」

 (原題:親愛的 Dearest)間違いなく、本年度アジア映画の収穫だ。理不尽な社会情勢に対する糾弾だけではなく、その中で必死に逆境に立ち向かう登場人物達を正攻法に描き切り、強い感銘を与える。キャストの素晴らしい仕事ぶりも含めて、見逃してはならない秀作だと思う。...

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「恋の掟」

 (原題:VALMONT )89年作品。何度も映画化されているコルデロス・ド・ラクロの古典的文学「危険な関係」だが、本作ではミロシュ・フォアマンがメガホンを取っている。確かにこの監督らしい絢爛豪華な舞台セットは一見の価値があるが、88年のスティーヴン・フリアーズ監督による映画化に堪能してしまった私としては、映画の内容は全くもって物足りない。期待はずれと言ってもいい。...

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「私は二歳」

 昭和37年大映作品。原作は松田道雄による育児書だが、これを良く出来たホームコメディに仕立て上げた和田夏十の脚色と市川崑の演出に手腕に感服する一編。鑑賞後の満足感も高い。...

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「オデッセイ」

 (原題:THE MARTIAN )平凡な出来だとは思うが、最近のリドリー・スコットの監督作の中ではマシな方だ。少なくとも、同じ“宇宙もの”としては突っ込みどころが多すぎて閉口するしかなかった「ゼロ・グラビティ」とは違い、観ていてあまり腹も立たない(笑)。...

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「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」

 (原題:Buena Vista Social Club )99年作品。公開当時には“こだわりの強い映画ファンや音楽ファン”(?)の間で話題になったドキュメンタリー作品で、私も(ミニシアターとはいえ)満員の劇場で鑑賞したことを覚えているが、印象は芳しくない。ただ、絶賛している向きもあったようなので、観客を選ぶ映画だというのは間違いないようだ。...

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「ディーパンの闘い」

 (原題:DHEEPAN )第68回カンヌ国際映画祭で大賞を獲得した作品だが、そのアワードにふさわしい内容かどうかは別にしても、楽しめる映画であることは確かだ。少なくとも、同映画祭で本命視されたトッド・ヘインズ監督の「キャロル」よりは求心力が高く、見応えがある。...

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「嵐が丘」

 (原題:WUTHERING HEIGHTS)92年イギリス作品。...

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「女が眠る時」

 くだらない。存在価値無し。この作品を企画した人間、カネを集めたプロデューサー、全国拡大公開に踏み切った興行主、みんなまとめてゴミ箱に放り込んでやりたい。...

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「レイジング・ケイン」

 (原題:RAISING CAIN)92年作品。結論から先に言ってしまうと“多重人格というテーマを取り上げた”という謳い文句だけで底が割れてしまうサスペンス映画である。最初の数分間で犯人がわかってしまうし、どういう盛り上げ方をして映画が進んで行くのかもバッチリ見通すことができるというような、まことに困ったシャシンなのだ。...

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「ヘイトフル・エイト」

 (原題:THE HATEFUL EIGHT )画面に隙間風が吹きまくっていたのは、舞台が雪山だからではない(笑)。作劇や役者のパフォーマンスが弛緩しており、全体的に密度が低いスカスカの状態であるからだ。結局、クエンティン・タランティーノ監督はデビュー作「レザボアドッグス」(92年)を超える仕事は出来ないことを再確認した。...

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