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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「THE GUILTY/ギルティ」

 (原題:DEN SKYLDIGE)ワン・アイデアの作品ながら、よく考えれば欠点もある。しかし独特の雰囲気は捨てがたく、個人的に思い詰まされる箇所もあるので、印象は悪くない。観る価値のある北欧発の佳作だ。...

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「赤ちゃん泥棒」

 (原題:Raising Arizona )87年作品。八方破れの筋書きを、空中分解させずにシッカリと着地させる演出と、それに応えるキャストの奮起がある。さらに破天荒な映像は、観る者を瞠目させる。若き日のコーエン兄弟の才気が迸っている快作で、鑑賞後の満足感は大きい。...

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「まく子」

 家族ドラマかと思って観ていたら、途中からおかしな展開になり、果ては私が最も苦手とするファンタジー映画へと変貌。これでは全く評価出来ない。いったい何のために撮られたのか、どういう観客を対象としたのか、まるで合点がいかぬままエンドロールを迎える。観て損したというのが正直なところだ。...

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「天使」

 (原題:L'Ange)82年作品。同名の映画は複数あるが、本作はフランス製の実験映画だ。しかしながら、いくら実験的なシャシンとはいえ、映画は映画だ。どれだけ観客にアピールするか、それが大事である。たとえば作者の心象風景か何かを映し出しただけで、娯楽性のカケラもないシロモノなど、評価するに値しない。ならばこの映画はどうか。順を追って感想を書いていこう。...

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「グリーンブック」

 (原題:GREEN BOOK)観ている間はとても楽しめる。最後までストレス無くスクリーンに対峙出来て、感動的な気分にもなれる。しかし、観た後はあまり残らない。良く言えば“後味がサッパリとしている”という映画。意地悪な言い方をすれば“掘り下げ方が足りない映画”。要するにそういうシャシンだ。...

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「メーキング・ラブ」

 (原題:Making Love )82年作品。当時としてはまだ珍しかった“同性愛を題材にしたハリウッド映画”だ。守備範囲の広いアーサー・ヒラー監督の作品としては、有名な「ある愛の詩」(70年)の系列と言うことが出来るだろう。実に滑らかで、かつスタイリッシュに撮られている。だが、時代が時代であるだけに、素材に対してそれほど深く突っ込んでいないのは仕方がないとは思う。...

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「キャプテン・マーベル」

 (原題:CAPTAIN MARVEL)2018年に公開された「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と、近々封切られる「アベンジャーズ エンドゲーム」とを“繋ぐ”役割はあるが、それ以外の価値を見い出せない。正直言って、冒頭に流れるマーヴェルの著名なライターだったスタン・リーに対する追悼メッセージだけ見て、劇場を後にしても別に困らないと思う。...

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パイオニアの凋落。

 去る3月末、電機メーカーのパイオニアの東京証券取引所第1部で取引される株式が上場廃止となった。同社は出資を受ける香港ファンド“ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア”の完全子会社となる。加えて、大量のリストラを予定しているとのことだ。...

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「ブラック・クランズマン」

 (原題:BLACKKKLANSMAN)オスカーを獲得した「グリーンブック」よりはいくらか面白く、スパイク・リー監督作としても久々に水準に達する出来だとは思うが、絶賛されるようなヴォルテージの高い内容かというと、首を捻らざるを得ない。実話の映画化との触れ込みながら、あまりストーリーに説得力が無いのも気になるところだ。...

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「ロングウェイ・ホーム」

 (原題:A LONG WAY HOME )81年作品。身を切られるような現実の惨さ、それに翻弄される主人公達、そしてその先に見える一筋の光明をも示し、実に訴求力の高い人間ドラマに仕上がっている(実話を題材にしている)。元々はテレビ映画として製作され、全米で45%という視聴率を記録したらしいが、テレビ番組にありがちな安易なアプローチは見当たらず、しっかりとした作りだ。...

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「マイ・ブックショップ」

 (原題:LA LIBRERIA )舞台設定や時代背景の描写には惹かれるものはあるが、映画としてはパッとしない出来。とにかく題材に対する突っ込みが浅く、だからストーリーに覇気が無く、要領を得ないままエンドマークを迎える。斯様に作劇の芯が形成されていない状態では、訴求力を高めるのは難しい。...

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「フォード・フェアレーンの冒険」

 (原題:THE ADVENTURES OF FORD FAIRLANE )90年作品。レニー・ハーリンといえば90年代にいくつも大作を手掛け、売れっ子の監督になったと思われたが、その後は目立った実績を上げていない。実を言えば、彼の真骨頂はメジャーになる前の諸作にあった。具体的には88年に製作した「エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター...

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「バイス」

 (原題:VICE)前作「マネー・ショート 華麗なる大逆転」(2015年)ではその持ち味が文字通り“華麗に”決まったアダム・マッケイだが、本作では全体的に空回り。一向に面白くならず、鑑賞後の印象は芳しいものではない。要するにこれは、題材と手法とのアンマッチであろう。...

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「アフター・アワーズ」

 (原題:AFTER HOURS )85年作品。マーティン・スコセッシ監督作としてはかなりの異色作だと思う。もしかするとキャストに名を連ねているチーチ&チョンのテイストが入っているのかもしれないが、観ていて面白いことは間違いない。ちなみにスコセッシは本作で第39回カンヌ国際映画祭において監督賞を獲得している。...

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「荒野にて」

 (原題:LEAN ON...

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最近購入したCD(その36)。

 今回は何と、現役の女性アイドルグループ三題(笑)。まず紹介したいのが、大阪出身の4人組PassCode(通称:パスコ)のメジャーレーベルでの2枚目のアルバム「CLARITY」である。...

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「記者たち 衝撃と畏怖の真実」

 (原題:SHOCK AND AWE )ロブ・ライナー監督作としては前回の「LBJ ケネディの意志を継いだ男」(2016年)よりも上質だ。もちろん、本作と同時期公開の「バイス」に比べれば大差を付けてリードする。やはり政治ネタを扱う場合は、正攻法が一番だ。「バイス」のように中途半端なケレン味を付与すると、認識の浅さを見抜かれる。...

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「一文字拳 序章 最強カンフー少年対地獄の殺人空手使い」

 66分の中編。技術的には万全とは言えず、ストーリーは大雑把で、各キャストの演技も拙い。しかし、スクリーン全体からは楽しそうな雰囲気は漂ってくる。そして何より、パワーがある。インディーズの映画としての存在価値は大いにあると思う。...

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「ある日本の絵描き少年」

 20分の短編アニメーションながら、アイデアがふんだんに投入されており、飽きさせない。しかもストーリーはシンプルながら奥深く、各キャラクターも“立って”いる。第40回ぴあフィルムフェスティバル・PFFアワード2018で準グランプリを受賞。各地の特集上映やいくつかの映画祭で話題を集めている作品だ。...

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“ポタフェス”に行ってきた。

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