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Channel: 元・副会長のCinema Days
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「オン・ザ・ロード」

 82年作品。製作は独立プロのジョイパックフィルム・ムービー・ブラザーズだが、配給は松竹が担当し、大林宣彦監督の「転校生」との二本立として公開された。...

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「グランド・イリュージョン」

 (原題:NOW YOU SEE ME)テンポの良い展開とキレのある演出により中盤までは快調に飛ばすのだが、ラストが腰砕け。これだけ大風呂敷を広げたのだから、もっと観る者をアッと言わせるような仕掛けを用意して欲しかった。...

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耶馬溪に行ってきた。

 大分県中津市にある景勝地、耶馬溪に行ってみた。山国川の上流域に展開する渓谷で、耶馬日田英彦山国定公園の中核を成す。耶馬溪は地域によっていくつかの景勝ポイントが存在する。菊池寛の小説「恩讐の彼方に」で描かれる“青の洞門”が有名な本耶馬渓には以前行ったことがあるが、今回は耶馬溪のなかで最も風光明媚と称される“一目八景”がある深耶馬溪まで足を伸ばしてみた。...

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「蠢動 しゅんどう」

 本格派時代劇としては物足りない出来だ。少なくとも、監督の三上康雄が心酔するという、小林正樹監督の諸作に比べれば見劣りする。ただし「最後の忠臣蔵」とか「桜田門外ノ変」とかいった昨今の腑抜けた作品群よりはいくらか上だ。しかも、小林正樹の「切腹」と同じく現代に通じる風刺性を獲得していることもポイントが高い。その意味では観る価値はある。...

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「U2 魂の叫び」

 (原題:U2 Rattle and Hum )88年作品。アイルランド出身の世界的ロックバンド・U2が87年におこなった全米公演“ヨシュア・トゥリー・ツアー”を追ったドキュメンタリー映画。出来としては中途半端だ。...

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「42 世界を変えた男」

 (原題:42)薄味かつ大味な映画だ。ただ考えてみると、こういう偉人伝を扱ったハリウッド映画において納得できるものに出会ったことはあまりない。ひょっとすると企画前の段階で“この人は実にエラかった”という定説が確定してしまい、映画独自の視点で掘り下げる余地がないのかもしれないが、いずれにしても凡作だ。...

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LUXMANの管球式アンプを試聴した。

 LUXMANの新型プリメインアンプ、LX−32uの試聴会に足を運んでみた。この機種は同社が展開するソリッドステート型のL−500番台のシリーズとは違う、真空管式のアンプだ。エクステリアも木箱に入ったレトロ調。以前リリースされていたSQ−38uの後継モデルと言うべき存在である。...

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「ジャズ・シンガー」

 (原題:The Jazz Singer )80年作品。今年(2013年)に駐日アメリカ大使として着任したキャロライン・ケネディをモチーフにしたナンバー「スイート・キャロライン」を作ったのはニール・ダイアモンドだが、その彼が主演したのが本作。世界初のトーキー映画「ジャズ・シンガー」のリメイクである。...

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「もうひとりの息子」

 (原題:Le fils de l'autre)話が御都合主義的に進むのは、似たようなネタを扱った是枝裕和監督の「そして父になる」と同じだ。そして、それが作品の瑕疵になっていないことも共通している。...

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「唐獅子株式会社」

 83年東映作品。小林信彦による原作はとても面白いのだが、この映画化作品はとことんダメである。その敗因は明らかで、製作に“吉本興業人脈”が荷担しているからだ。...

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「日本の悲劇」

 脚本の詰めが甘い。確かに力のこもった映画ではあるのだが、ここに描かれるのは“悲劇のための悲劇”でしかなく、日常生活の中に潜む陥穽を暴き出すというような、真に観る者を慄然とさせる凄味は感じられない。惜しい出来だと思う。...

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「ピンポン」

 2002年作品。神奈川県の高校の卓球部に所属する星野裕は腕は確かだが、自分の才能に自惚れており、クラブ活動にも身が入らない。そんな彼が思わぬ相手に苦杯を嘗めたことから、一念発起してインターハイ制覇に挑む。松本大洋による漫画の映画化。...

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「マラヴィータ」

 (原題:MALAVITA)この頃あまりパッとしなかったリュック・ベッソン監督作にしては、けっこう楽しめる。ただしこれは、プロデュースを担当するマーティン・スコセッシが手綱を握ってストーリー面での迷走を抑えたことが大きいと思う。何しろ、スコセッシが製作に絡んだことに基因する小ネタも散見されるほどだ(笑)。...

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最近購入したCD(その28)。

 最近は若い世代の間で“ヤバい”という言葉がポジティヴな意味で使われている・・・・ということが巷間に取り沙汰されているようだが、実は我々世代の十代の頃(つまり、かなり昔)にも“ヤバい”を肯定的な意味に捉えた使い回しは存在した。しかし、今のように滅多矢鱈と連発はしない。本当に凄いものに遭遇したとき口に出るのが“ヤバい”というフレーズだった。...

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「悪の法則」

 (原題:The Counselor )つまらない。“何かあるぞ”と思わせて、実は“何も無い”という困ったシャシンである。せいぜいが“人間、ヤバいことに手を出さずに地道に生きるのが一番”といった退屈な道徳論もどきが転がっている程度。リドリー・スコット監督もいよいよヤキが回ったようだ。...

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北九州市のオーディオフェアにて思ったこと。

 去る12月6日から8日まで北九州市小倉北区で開催された、第27回オーディオ&ビジュアル展示即売会に足を運んでみた(とはいっても観ることが出来たのは1日のみだが ^^;)。今回から場所を去年までのKMMビルからAIMビル(アジア太平洋インポートマート)に移し、JR小倉駅から少し遠くはなったものの、試聴環境は大幅にアップした。また出展品目数も少し増えたように思える。...

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「あの頃、君を追いかけた」

 (原題:那些年、我們一起追的女孩)本国台湾や香港などで大ヒットし各映画賞の候補にもなった青春ドラマということで観てみたが、何のことはない、日本でもよくある軽量級ラブコメでしかなかったのには脱力した。ベタな展開とユルい演出の連続で、明らかに(日頃あまり映画を観ない)若年層のみをターゲットにして作られており、私のようなオッサンはお呼びではないと合点した次第(笑)。...

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「Love Letter」

 95年製作。初めて岩井俊二監督作に接した映画だった。その時は、彼の作風はポーランドの鬼才クシシュトフ・キェシロフスキに似ていると思った。本作は「ふたりのベロニカ」と「トリコロール...

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「かぐや姫の物語」

 面白くないのは、原作には無いキャラクターを登場させているからだろう。それはかぐや姫の“幼馴染み”であり、彼女が想いを寄せる少年・捨丸である。...

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「クール・ランニング」

 (原題:Cool Runnings)93年作品。当初この映画は「三銃士」(スティーヴン・ヘレク監督版)の地方併映作品として輸入されたもので、首都圏では最初新宿や渋谷あたりでも上映している劇場がなく、場末の映画館でひっそりと公開されていたらしい。ところが、連日の大入り満員に興行側もあわてて大きな小屋を用意したという。...

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