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Channel: 元・副会長のCinema Days
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2回目の“映画音楽鑑賞会”を催してみた。

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 昨年(2014年)末に映画好きの仲間を拙宅に何人か呼んで“映画音楽を聴く会”みたいなものをやったが、好評につき今回2度目の開催と相成った。前回よりも参加人数は多く、狭い我が家がますます窮屈になった感があったが(笑)、時間も再生曲数も多めに取ることが出来てけっこう盛り上がった。

 第1回の時はサントラ盤以外はジャズ系を中心に流したが、今回はジャンルを広げてクラシック系からロック系、ヒップホップまでカバーした。どんなタイプの楽曲でも映画音楽という枠組みに放り込めば、たとえそのジャンルが好きでは無い聴き手でも、映画ファンであれば受け入れてしまう。実に面白いものだ。

 今回初めて参加したメンバー何人かは、ピュア・オーディオシステムの音に触れるのは初めてということだった。別に私のシステムが高級だというわけでは無いが、それでもミニコンポやラジカセとは明らかに違うサウンドに驚いたようだ。なお、参加者は全員いわゆる“若者”ではなく中高年層である。居間に置かれるセパレート型のステレオを目撃したことのある世代でもピュア・オーディオシステムの音に縁の無い者がけっこういるということは、今の若年層に至ってはステレオセットの存在自体さえ知らないのは無理からぬことだと思う。

 今、メーカーはハイレゾ音源を売り込もうと必死になっているようだが、音源のスペック値がいくらか上がったところで肝心の再生装置がスマートホンやDAPでは効果は期待出来ない。再生装置のグレードがアップすればサウンドの質も上がるという、当たり前の基本線を押さえた上で幅広くPRに臨まないと、かつてのSACDの二の舞に終わるだろう。

 本当はこんな“オーディオ門外漢の一般ピープル向けの音楽鑑賞会”みたいなものは、メーカーやディーラーが率先して実行して然るべきである。

 今回も参加者の間では再生した楽曲が使われた映画に関しての感想や思い出話に花が咲き、和気藹々のうちに終えることが出来た。次回はいつ開催出来るかまったく分からないが、今度は参加希望者に“お子さんも同伴でどうぞ”と呼びかけようと思っている(^^)。

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