今年(2016年)の3月31日をもって、福岡市中央区地行浜にある福岡ドームに併設されていたショッピングモール“ホークスタウン”の中にあったユナイテッド・シネマ福岡が閉館した。映画館だけではなく、モールそのものも閉鎖。同地区にあったライヴ会場のZepp Fukuoka(閉館は5月)やHKT48劇場も同様である。
ホークスタウンモールはダイエーグループが2000年4月に開業。その後は三菱地所の手に渡ったが、最近は空き店舗が目立ち、集客力が落ちていた。確かに、これだけ寂れた地域に映画館を置いておく理由は見当たらず、劇場を畳むのは仕方が無かったのかもしれない。
しかしながら、10スクリーンを擁するシネコンが無くなって、映画好きの福岡市民が受けるダメージは少なくない。この映画館は市街中心地に位置していなかったが、車が無ければアクセスが難しい郊外型でもなかった。道を隔てれば住宅地が広がり、地域住民にとっては散歩のついでにフラリと入れる身近な存在であったことは確かだろう。
また、発足当時からときどき他劇場とは違う独自の番組を提供することでも知られていた。最近では“未体験ゾーンの映画たち2015”という特集上映の福岡での会場となったことが記憶に新しい。
同モールは内容も新たに2018年に再出発するらしいが、そこに映画館が入ることは難しいと思う。だが、福岡は映画興行の需要が少なくない土地柄なので、近い将来どこか別の場所に再オープンすることが予想される。願わくば福岡市内、それも鉄道の駅からあまり離れていない場所で営業を再開してほしいものだ。
ホークスタウンモールはダイエーグループが2000年4月に開業。その後は三菱地所の手に渡ったが、最近は空き店舗が目立ち、集客力が落ちていた。確かに、これだけ寂れた地域に映画館を置いておく理由は見当たらず、劇場を畳むのは仕方が無かったのかもしれない。
しかしながら、10スクリーンを擁するシネコンが無くなって、映画好きの福岡市民が受けるダメージは少なくない。この映画館は市街中心地に位置していなかったが、車が無ければアクセスが難しい郊外型でもなかった。道を隔てれば住宅地が広がり、地域住民にとっては散歩のついでにフラリと入れる身近な存在であったことは確かだろう。
また、発足当時からときどき他劇場とは違う独自の番組を提供することでも知られていた。最近では“未体験ゾーンの映画たち2015”という特集上映の福岡での会場となったことが記憶に新しい。
同モールは内容も新たに2018年に再出発するらしいが、そこに映画館が入ることは難しいと思う。だが、福岡は映画興行の需要が少なくない土地柄なので、近い将来どこか別の場所に再オープンすることが予想される。願わくば福岡市内、それも鉄道の駅からあまり離れていない場所で営業を再開してほしいものだ。