米国MAGICO社のスピーカーの試聴会に行ってみた。同社はイスラエル出身のエンジニアのアーロン・ウルフが主宰するメーカーで、2004年から日本に輸入されている。私は過去にオーディオフェアでMAGICOのQシリーズを何回か聴いたことがあったのだが、その精緻で伸びやかな音に圧倒されたことを覚えている。
ただし、Qシリーズはあまりにも高価であるため、多く売れる商品だとは思えない。だが今回のイベントでデモされるのは、Sシリーズと呼ばれるエントリークラスのモデルだ。とはいっても一般ピープルが買える金額ではないのだが、金回りの良いマニアならば手を出せる価格帯のモデルである。
実際に聴いたのは一番安いS1である(それでも160万円だが ^^;)。なお、プレーヤーはESOTERIC製、プリアンプはAIR TIGHT、メインアンプは米国PASS社のモデルが使われていた。
さて、その音を聴いてみたら、さほど良くないのに愕然とした。音像も音場も奥に引っ込み、少しも伸び伸びと鳴ってくれない。レンジは狭く、音色はモノクロームに近い。アンプが暖まっていないのかと思ってしばらく待ってみたが、相変わらずのパフォーマンスの低さだ。これはハッキリ言って・・・・失敗作ではないだろうか。
途中からプリアンプをPASSのモデルに変更。ここでやっとMAGICOらしい鳴りっぷりが少しは見られた。しかし、そのプリアンプは400万円だ。メインアンプも含めると1千万円クラスである。1千万円のアンプを繋げないとロクに鳴らない160万円のスピーカーというのは、商品価値があるのかどうかも疑わしい。
160万円ならばB&Wの803DやDYNAUDIOのConfidence C2LEが買える。それらの方が、どう考えてもこのS1よりも楽しい音が期待出来る。やっぱりMAGICO社で評価すべきは(少なくとも現時点では)Qシリーズのみのだと認識した。
なお、興味深かったのが、このスピーカーの部材をイスラエルの軍事産業が手掛けているという事実だ。いくら代表者が同国出身とはいえ、何やらキナ臭い関係性が窺われる。どういうコネがあるのか、ちょっと知りたいと思った(笑)。
ただし、Qシリーズはあまりにも高価であるため、多く売れる商品だとは思えない。だが今回のイベントでデモされるのは、Sシリーズと呼ばれるエントリークラスのモデルだ。とはいっても一般ピープルが買える金額ではないのだが、金回りの良いマニアならば手を出せる価格帯のモデルである。
実際に聴いたのは一番安いS1である(それでも160万円だが ^^;)。なお、プレーヤーはESOTERIC製、プリアンプはAIR TIGHT、メインアンプは米国PASS社のモデルが使われていた。
さて、その音を聴いてみたら、さほど良くないのに愕然とした。音像も音場も奥に引っ込み、少しも伸び伸びと鳴ってくれない。レンジは狭く、音色はモノクロームに近い。アンプが暖まっていないのかと思ってしばらく待ってみたが、相変わらずのパフォーマンスの低さだ。これはハッキリ言って・・・・失敗作ではないだろうか。
途中からプリアンプをPASSのモデルに変更。ここでやっとMAGICOらしい鳴りっぷりが少しは見られた。しかし、そのプリアンプは400万円だ。メインアンプも含めると1千万円クラスである。1千万円のアンプを繋げないとロクに鳴らない160万円のスピーカーというのは、商品価値があるのかどうかも疑わしい。
160万円ならばB&Wの803DやDYNAUDIOのConfidence C2LEが買える。それらの方が、どう考えてもこのS1よりも楽しい音が期待出来る。やっぱりMAGICO社で評価すべきは(少なくとも現時点では)Qシリーズのみのだと認識した。
なお、興味深かったのが、このスピーカーの部材をイスラエルの軍事産業が手掛けているという事実だ。いくら代表者が同国出身とはいえ、何やらキナ臭い関係性が窺われる。どういうコネがあるのか、ちょっと知りたいと思った(笑)。