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Channel: 元・副会長のCinema Days

「リバティ・バランスを射った男」

 (原題:THE MAN WHO SHOT LIBERTY VALANCE)1962年作品。ジョン・フォード監督の手による西部劇の中では、後期の代表作とされているもの。折しもこの頃はハリウッドではウエスタンが斜陽になり、本作もそれを暗示するように辛口で含蓄のある内容になっている。少なくとも、単純な勧善懲悪の図式とは一線を画す展開だ。...

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「TATAMi」

 (原題:TATAMI)高密度のサスペンス劇だ。実話がベースとはいえ、柔道という伝統的スポーツを題材にフィルム・ノワールのような鋭角的な高揚感を醸し出す、この斬新なアプローチに目を見張った。映像の訴求力や各キャストのパフォーマンスも万全で、今年度を代表する社会派ドラマと言えよう。...

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「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その1)

 去る2025年4月4日から6日にかけて、福岡市博多区石城にある福岡国際会議場で開催された「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」に行ってきた。前年は会場の事情で8月に実施されたが、本来このイベントは長らく3月から5月の連休の間に行なわれており、今回は例年通りの日程に戻った感じだ。少なくとも、昨年のような酷暑の中での開催ではなかっただけでも有り難い。...

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「第22回九州ハイエンドオーディオフェア」リポート(その2)

 当然のことながら、このイベントには日本の企業も参画している。まず興味を覚えたのがTechnicsのブースだ。言うまでもなく、家電大手であるPanasonicのオーディオブランドであるが、他の家電メーカーが軒並みオーディオ分野から撤退しているのに対し、今でもしっかりと製品をリリースし続けているのは有り難い。...

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「Flow」

 (原題:FLOW)第97回米アカデミー賞では長編アニメーション賞を獲得し、世評もかなり高い映画ではあるが、個人的にはどこが良いのかサッパリ分からなかった。設定が意味不明で、展開も行き当たりばったり。アニメーション技術はハリウッドや日本の足元にも及ばず。観終わってみれば、せいぜいが“作者はかなりの猫好きなのだろう”ということしか伝わらない。正直、時間の無駄だった。...

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「悪い夏」

 城定秀夫監督の作品としては、「女子高生に殺されたい」や「ビリーバーズ」などに比べれば、設定が幾分図式的なので“凶悪度”はそれほどでもない。しかし、原作が第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した染井為人の同名小説だけあって、幅広い層にアピール出来るような毒気(?)は十分醸成されており、最後まで楽しめた。各キャストの奮闘ぶりも印象に残る。...

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「七人の無頼漢」

 (原題:SEVEN MEN FROM NOW)1956年製作の西部劇。78分という短めの尺だが、娯楽作として要領良くまとめられている。おそらく、この時代には同様のスタイルのシャシンが量産されていたのだろう。また本作には、展開や演出にも少しばかり工夫の跡が見られ、決して鑑賞して損した気にはならない。...

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「エミリア・ペレス」

 (原題:EMILIA PEREZ)第77回カンヌ国際映画祭にて審査員賞と4人の俳優が女優賞を獲得するなど、けっこう評価の高いシャシンながら個人的にはまるで受け付けない作品だ。何やら映画自体の面白さとは別の、エクステリアやモチーフの今日性みたいなものが評価されたとしか思えない。観終ってみれば単なる怪作・珍作として片付けてしまいたくなる。...

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「暗殺の森」

 (原題:IL...

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「教皇選挙」

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